Zoomの連携サービスを紹介します。第75回はZoomとHippo Video (ヒッポビデオ)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい。
Zoomでできる「ちょっと聞きたい」
リモートワークを機に、社内のマニュアル整備が進んでいます。これまでは、手取り足取りではないですが、「こういう場合はこういう対応で…」という説明が上司から部下へ、あるいは先輩から後輩へと指導がされてきました。ところが、コロナウィルスの影響でリモートワークが始まると、この指導が難しくなります。もちろんZoomミーティングで聞けばいいのですが、「こんな小さいことで相手を煩わせるのも…」と聞く方にはためらいがあるでしょう。仮にZoomで聞けたとしても、ミーティングを開始して、相手を招待して、相手が会議室に入ったら許可して…と煩雑なものです。
なお、余談ですが、このような場合に呼び出すには2つの方法があります。開催中のZoomミーティングに招待するというのが通常のやり方。ミーティングのURLを取得して、それをメールなどで送りましょう、となります。Zoom独自の招待メールは必ずしも使う必要はありません。ただ、頻繁に連絡を取る相手であれば、ZoomをSkypeのように使う方法をぜひ試していただきたいところ。これなら電話感覚で聞けて、煩雑さも多少は減ります(それでもミーティングルームに入ってきた人を許可するという作業は必要ですが)。
リモートワークを機に広まる業務のマニュアル化
では、本題に戻ってマニュアル化。細かい業務をマニュアル化することで、やり方を聞く・聞かれるの煩雑さを取り除こうというのは正しいアイデアです。ただ、マニュアルを作るというのは意外と手間なもの。できた上がったとしてもクオリティが低いマニュアルだと、「このマニュアルの説明ってどういう意味だっけ?」と説明を聞かなければ分からなかったり。逆に言うと、クオリティ高いマニュアル作りを取り組むことで、「知らない人に物事を伝える」というスキルが高まることによって、組織の能力が高まるという効果があるのですが、なかなか短気に実感できるものではありません。
このようなマニュアル作りの煩雑さを乗り越えるために、世の中には様々なサービスがあります。
- マニュアル作成ツールiTutor
- Teachme.Biz
- チェックリスト型マニュアルシステムアニー
など。
ここに新たに割って入る可能性があるのが今回紹介するHippo Videoです。クロムの拡張機能で動画を拡張して動画を作成。しかも、その動画にモザイクを描けることもできるのが便利。というのは、マニュアルを作成する中で個人情報を隠したいというときがあるから。これは要チェックです。
Hippo Videoとの連携でZoomの動画作成機能アップ
では、Hippo Videoをホームページで見てみましょう。
A video engagement platform that helps you connect with your prospects and lifts your sales, marketing, and support efforts.
見込み客とのコンタクトを密にして、営業、マーケティング、顧客サポートのクオリティを高めるビデオエンゲージメントプラットフォームです
ん?マニュアル作りとは書いていないけれど…
そう。実は、Hippo Videoはマニュアル作成だけでなく、トータルな動画作成のプラットフォームなのです。そうなると、上述のモザイクをかけるなど高機能なのも頷けます。
では、ZoomとHippo Videoの連携を見てみましょう。
Get more out of your Zoom meetings and webcasts. Edit, share or publish videos easily from the Hippo Video library.
Zoomミーティングやウェブキャストの効果を最大化します。Hippo Videoのライブラリーから動画を編集、シェア、公開することができます。
Zoomはコミュニケーションツールですが、実はそのリッチな編集機能を使えば、動画撮影プラットフォームとしても有効です。これにさらにパワーを与えるのがHippo Videoなのです。
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