講師をする時に自分の話が伝わってないんじゃないか?そんな不安を感じる時ってないでしょうか?実はこれを乗り越えて伝わる話し方にはコツがあります。それが短文言い切りです。

実はこれだけで変わる「伝わる話し方」

交渉をする時にダラダラっと話すのは、もう典型的なダメ講師です。ではなくて、伝わる話し方の為には短文言い切りです。短い文章で、かつ言い切るように話すと相手の方に伝わるような話し方になります。

その時のコツ、どうやったら短文言い切りができるようになるかなぁ?と言うのが【宣言話法】です。
宣言話法と言うのは、どんな話題をするかというのを前もって宣言するわけです。

  「私の名前は…」宣言した後で、続けて名前を名乗ります。
  「私の所属先は…」宣言した後で「シンメトリー・ジャパンです。」

このような話し方だと短文になりやすい。

逆に言うと宣言話法じゃないと、ダラダラっとした話し方になりがちですね。特に、今のようなインターネット、オンラインの時代には、あっと言う間に飛ばされてしまいますので宣言話法で短文言い切りがおすすめです。そして、言い切ると言うからには当然のことながら語尾は言い切る。

逆に悪い例としては、「何々ではないでしょうか?」「何々と思うんですけれど…」。あるいは、「こんな風な考え方もあるんではないでしょうか。」こんな話し方はちょっと弱いですね。ではなくて、「これに関してはこうなっています。」「なんとかです。」っていう風に言い切ってしまうことがオススメと言うことになります。

ただ、この短文言い切りの話をすると、たいてい出てくるのが実はそうは言っても“冗語”つまり「あ~」とか「えー」とかって言っちゃうんですよね。でもね、この冗語も当然のことながら排除したほうが伝わる話し方になります。

対話型の研修をしたいなら沈黙が必要

その為には、何をやっていただくかと言うと“沈黙”ですね。”を取りましょう。「あー」「えー」言っちゃうじゃないですか?要するに、考えてるわけですね、次何言うんだっけなぁ?でも、その時に冗語を言ってしまうぐらいなら完全な沈黙です。時々誤解している方がいます。講師として人前で話す時は沈黙しちゃいけないんですよね。っていうのは完全な誤解です。

それどころか、間を取るのはむしろ素晴らしい話し方です。だってね、講師っていうのはこれから話すことを全部わかっています。頭の中に入っています。でも、聞き手にとっては新しいことがあるわけですから、考える時間を取るためにも間を取ると言うのは、聞き手に優しい話し方です。

逆に、おすすめじゃないのは情報を排除する時に「あー」「えー」て言わないようにしよう、言わないように…ってなっていると、話し出す時につい言ちゃうんです。むしろ、言わないようにしようではなくて、冗語をやめる為には、別の行動、沈黙、間を取ると言うことで置き換えていただくのがオススメと言うことになります。そして、間をとる。沈黙と言うのは攻めの講義にも使えます。具体的には、間を取る前に問いかけです。

  「この点に関して、このように考えられますか?」

問いかけた後で間を取ると。実はそれは「このポイントを考えてください」受講者の人に考えていただく、と言う観点で攻めの間を取ると言う風になります。これによって対話型講義も実現できます。

まとめてみると、まずは聞き手に伝わる話し方は大前提としては短文言い切りです。
そのためのオススメが宣言話法。「私の名前は〇〇です」「所属先は…」最初に言う内容話題を宣言する。そして冗語の排除には間をとる。冗語を言っちゃうくらいなら完全な沈黙です。しかも、間をとることは実は攻めの展開。相手の方に考えていただくことにもつながりますので対話型の講義になります。もし講師としての実力を高めたい方はぜひ取り入れてみてください。

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