「話しベタなのにプレゼンをやらなければ…」。そんなときに手にとってしまうかもしれないのが清水久三子先生のご著書「話しベタさんでも伝わるプレゼン 人見知り、心配性、アドリブが苦手な人でも堂々と発表できる!」です。
プレゼンでの緊張防止には「トリセツ」
話しベタな人がなんと言っても困るのが、プレゼンテーションの際に緊張してしまうことでしょう。その対策として著者の清水久三子先生が進めるのが「緊張のトリセツ」を作ることです。
自分の緊張の症状をまずは洗い出してみます。症状が分かれば、症状を緩和する準備や対策ができます。話しベタな人は緊張の症状が出ると、「ああ、緊張している。もうだめだ…」と気持ちが負けてしまって失敗することが多いので、準備や対策をしておくことで「緊張してきたけど大丈夫!」と自分を落ち着かせることができ、自信を持って話すことができます。
とのこと。
具体的には、「手足が震える」という症状に対してはハンカチを握りしめる、肩に力を入れて上げてストンと落とす、「汗が吹き出る」という症状に対しては、スーツにパッドをつけておく、ハンカチは2枚準備しておく、などが紹介されています。
プレゼンで「噛む」のを解消する方法
話しベタな人にとってもうひとつの心配と言えば、「噛む」、つまり言葉がつっかえたりいい間違えをすることです。これだけで聞き手からは「自信がなさそうだな~。ということは、プレゼン内容もたいしたことはないのだろう」と思われてしまいます。この解決策として面白いのが、ハミング。といって、鼻歌を歌おうと言うことではありません。口を閉じたまま声を出すことで、口の周りの筋肉に負荷をかけ、その負荷がなくなったときに楽に話せるという方法論です。
具体的なやり方を見てみましょう。
- 唇が見えなくなるくらいきつく唇を閉じる
- 口を閉じたまま発声する
- 口を開けて通常通りに話す
というダンドリです。
プレゼンの聞き手を分析する4タイプ
本所においては、プレゼンテーションの成功の秘訣は聞き手の分析であると説明されています。なぜならば、プレゼンテーションの失敗というのは、聞き手の期待が分かっていなかったり、聞き手の理解度が分かっていないために生じるからです。そのために、プレゼン準備の際には聞き手の人物像をしっかりと調査する必要があるとのこと。
聞き手の期待するテーマを知るために、人物像が分かる情報を集めましょう。人物像は、現在置かれている状況であるヨコのつながりと、経歴など時系列の情報であるタテのつながりで見ていきます。
という方法論が提唱されています。
そのうえで、4つのタイプに当てはめて、タイプにあわせた話し方をするのが説得力を増すコツだとか。
- 結果重視タイプ:売上、収益性、スピード
- 革新性重視タイプ:新しさ、面白さ、創造性
- 確実性重視タイプ:計画性、実現可能性、権威
- 関係性重視タイプ:人間関係、組織間の関係
画像はアマゾンさんからお借りしました。
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