なんとなく、だらだらと話し始めるようなプレゼンテーションの始まり方では、聞き手の期待感や緊張感はダウンしてしまいます。
まさにオープニングと言えるような仕掛けのある始まりだと、聞き手の集中力が高まり、プレゼンの本題にもしっかり注目してもらうことができます。
目次
プレゼンスタートのポイント1「沈黙」
プレゼンで話し始める前に、30秒程度の沈黙を作ってみましょう。
既に、聞き手の意識がプレゼンターに向いているのなら15秒程度の沈黙で大丈夫ですが、会場が少しざわついている場合は、30秒程度の沈黙が好ましいです。
沈黙の間に、少しパフォーマンスをしてみても面白いかもしれません。
わざと無言で会場を見渡してみるなどのさりげないパフォーマンスが好ましいでしょう。
それだけのことで、聞き手の意識はプレゼンターに向いてきます。
プレゼンスタートのポイント2「インパクト」
プレゼンの最初に自己紹介をする方がほとんど。
ですが、プレゼンの最初に自己紹介をしなければいけないわけではありません。
むしろ、しない方がいいでしょう。
何をするのかというと、例えばプレゼンやセミナーのテーマに関係する質問や名言をセリフのように伝えて、インパクトを出しましょう。
プレゼンの内容を表す四字熟語を作ってしまいましょう。
そうすると、プレゼン終了後にもしっかり記憶に残ります。
四字熟語を作ることが難しい場合は、聞き手に質問をぶつけましょう。
質問をされると、自然に考えようとするので聞き手の意識はプレゼンターに向いていきます。
プレゼンスタートのポイント3「エピソード」
質問や名言を投げかけてインパクトを出したら、本題に関係するエピソードを具体例として挟みましょう。
そうすると、聞き手がより感情移入しやすくなり、共感や感動を得ることができます。
質問や名言の後に「例えば、こんなエピソードがあります。」と挟み、話し始めてください。
このような流れではじめた後に、「申し遅れました…」と自己紹介をするとスタートから聞き手の心を掴めるプレゼンやセミナーになります。
プレゼンスタートから本題へのブリッジング
2時間を超えるような長時間のプレゼンやセミナーの場合、自己紹介後にすぐに本題に入るのではなく、もう一手間加えましょう。
本題に入る前に、プレゼンやセミナーの全体像を伝えると流れがスムーズになります。
プレゼンやセミナーの本題の全体像とテーマ、目次に沿った流れを大まかに説明するだけです。
そうすると、聞き手の頭の中でプレゼン内容を整理することができるので、本題を受け入れやすくなります。
ここでは、本題を聞くのが楽しみになるように、少し出し惜しみをしながらサラッと伝えることがポイントです。
プレゼンの締めくくりはどうするか
せっかくのプレゼンを台無しにしてしまうのが「ご静聴ありがとうございました」というセリフ。
聞き手は、プレゼンターに集中して内容をしっかり受け取ったわけです。
であれば、最後のセリフはプレゼンで伝えた内容を「ぜひ○○しましょう!」と呼びかけるものであるべき。
間違っても「ご静聴ありがとうございました」と突然他人行儀になって興醒めさせるようなことは言わないでくださいね。
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