Zoomのウェブ連携サービス174 ZoomとCaliverse連携で自重トレーニング

Zoomの連携サービスを紹介します。第174回はZoomとCaliverse (キャリバース)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何？」という方は、第1回をご覧下さい。

要するに自重トレーニング、キャリステニクス

キャリステニクス(Calisthenics)という言葉をご存じでしょうか？なんでも古代ギリシャ語由来の言葉だそうで、「美」を意味するkalos と「強さ」を意味するsthenosを組み合わせたものだそうです。これだけ聞くとよく分かりませんが、何のことはない筋トレだそうです。まあ、確かに筋トレをしてマッチョになれば美と強さを同時に手に入れることができるでしょう。

もう少し具体的に言うと、キャリステニクスは「自重トレーニング」を指します。つまり、腕立て伏せやヒンズースクワット、あるいは懸垂などの、自分の体の重さを利用したトレーニングです。逆に、マシンを使ったりダンベル・バーベルを使わないことになります。

この自重トレーニング、スピードや反射神経を高められるという説もあり、熱狂的なファンがいます。逆に、ダンベル・バーベルを使ったトレーニングは、関節の可動域を狭めてしまい、スポーツのパフォーマンスが落ちるともいわれています。

このキャリステニクスをオンラインで学べるサービスが今回紹介するCaliverseです。

キャリステニクスのプラットフォーム、Caliverse

ホームページを見てみましょう。

Calisthenics for the whole universe – this is our mission and this is Caliverse. Giving a chance for everyone to learn what is calisthenics and how to perform it correctly – our friends United Calisthenics Group will show exactly how everything is done!

全宇宙にキャリステニクスを。これが私たちCaliverseのミッションです。キャリステニクスとは何かを学ぶ機会をみなさまに提供するとともに、パートナーのUnited Calisthenics Groupとの協力のもと、正しくやり遂げる方法を解説します。

「腕立てに正しい方法とかあるの？」と疑問に思った方は、Caliverseのホームページを見て下さい。そこには、鉄棒にぶら下がったり、色々な器具を使ったりしながら、様々な自重トレーニングの様子が写真で紹介されています。おそらくは、どのエクササイズをするかによって鍛えられる筋肉も異なってくるのでしょう。ここに専門家に指導してもらいたいというニーズが生まれ、Caliverseはこれに応えているわけです。

トレーニングもZoomの時代

では、ZoomとCaliverseの連携を見てみましょう。

Caliverse is using Zoom to make it easy for coaches to create live workout sessions. When coach is creating live workout session and publishes it, new scheduled meeting will be created in his Zoom account for specified time and with given title and description.

Zoomを使うことで、Caliverse上でコーチはワークアウト・セッションを簡単にスケジュールできます。Caliverse上でコーチがライブのワークアウト・セッションをスケジュールすると、Zoomアカウントに自動的にそのセッションがコピーされます。

一方でユーザーの方は、時間になったらZoomミーティングにアクセスして、コーチの指導の下自重トレーニングをすることになります。これはこれで、ポストコロナの時代に適したトレーニング法と言えるでしょう。