Zoomの連携サービスを紹介します。第171回はZoomとKeypoint Connect (キーポイントコネクト)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい

テレビより遅れている?プレゼンテーションの双方向性

テレビの「dボタン」、すっかり生活になじんだ感じがあります。例の、視聴者参加型の、「正解と思った方は青いボタンを、不正解と思った方は赤いボタンを押してください」というやつですね。視聴者の参加、昔はもっと原始的なものでした。ハガキによる投稿や、ファックスを送るというものを経て、いまはすっかり参加が当たり前になっています。

これと比べると、ビジネスの世界の講演やプレゼンテーションはまだまだ一方通行のものが多いと感じます。話し手が話すだけ、聞き手から何か意見を出してもらうわけではないというスタイルが多いでしょう。これを乗り越えて、それこそ視聴者参加型のプレゼンを実現できるのが今回紹介するKeypoint Connectです。

パワーポイントに投票を埋め込めるKeypoint Connect

ホームページを見てみましょう。

Keypoint Connect brings online voting capabilities to PowerPoint presentations. Remote participants can experience all of the features and functionality available with our hardware-based keypad systems.  In fact, it is the exact same PowerPoint software with the added ability for participants to respond using a web browser instead of a proprietary keypad device.

Keypoint Connectによってパワーポイントプレゼンテーションにオンライン投票の機能を追加できます。もともとはハードウェアキーパッドシステムでしたが、いまやリモート参加者も全ての特徴と機能を利用することができます。

とのこと。写真を拝借すると、以前はこのようなキーパッドで投票を行っていたそうです。


Keypoint Connectのキーパッド

しかし、これを使えるのは、プレゼンテーション会場の人のみ。なので、いまではウェブブラウザ経由で、と言うことはつまりスマホからでも投票に参加できるようになっているとのこと。

なお、詳しい使い方はKeypoint Connectの動画でご覧下さい。

Zoom無料ユーザーにもうれしい

では、ZoomとKeypoint Connectの連携を見てみましょう。

The Zoom integration for Keypoint Connect makes it easy to share your PowerPoint presentation by combining the features of Zoom with your Keypoint Connect online keypad.

Keypoint ConnectとZoomの連携により、ZoomプレゼンテーションとKeypoint Connectのオンラインキーパッドを連携させることができます。

とのこと。そしてポイントは、”Focus on content, not technology” (中身にこだわりましょう。テクノロジーではなく)というところ。つまり、

This integration allows Keypoint Connect users to host online, interactive presentations from inside PowerPoint.

この連携によって、Keypoint Connectユーザーは、パワーポイントの中から双方向プレゼンテーションを実施できます。

プレゼンターによっては、テクノロジーに弱い人もいるでしょう。そんな人はZoomの投票機能を使うのに、ためらってしまうこともあるかもしれません。あるいは、Zoomの投票機能が使えるのは有料ユーザーだけなので、無料の人にとっても便利な機能でしょう。

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