Zoomの連携サービスを紹介します。第141回はZoomとIngenifty (インジェニファイ)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい。
無料家庭教師マッチングサイトIngenify
今回紹介するIngenifyは、家庭教師と生徒のマッチングサイトです…と聞くと、ありふれた内容に見えますが、「全て無料」と言うところが特徴です。それもそのはずで、登録されている家庭教師は高校生。彼らがボランティアとして教えるのをサポートしているのです。ウェブサイトのFAQ (よくある質問)コーナーには、こんなやりとりが掲載されています。
Q: What benefits do I receive if I become a tutor?
家庭教師になると、どんなメリットがありますか?
A: Tutors can use Ingenify to rack up certified volunteering hours by helping younger students on the site. Not only does it help you with college applications, but volunteering is also essential for developing character, social responsibility, and even your self-confidence.
若い学生を教えたという「認定ボランティア時間」を稼ぐことができます。これは、大学進学に有利になるだけではなく、自身の人格を陶冶し、責任感に目覚め、自身を育むきっかけになります
とのこと。
ボランティアによる運営
一方で、Ingeniftyと言うサイト自体は儲けを得ていないと主張しています。
Q: How does Ingenify profit/benefit from the tutoring service?
家庭教師サービスから、Ingenifyはどのようなメリットを受けているのですか?
A: We don’t! Our service is completely nonprofit and openly accessible to the public. Users do not need to pay or provide any payment information for anything we offer.
私たちはメリットを得ていません。サービスは完璧にノンプロフィットで、誰でもアクセスできます。ユーザーは、お金の支払いは必要ありませんし、サービスを使う対価として個人情報を提供する必要もありません。
Zoomミーティングも簡単に起動
では、ZoomとIngeniftyの連携を見てみましょう。
Meetings will be scheduled on Ingenify and will be held virtually on zoom after it is created by the tutor. Ingenify will keep track of meeting duration and participants in order to log these sessions and contribute accurate service hours to the tutor.
家庭教師がIngenify上でZoomミーティングをスケジュールすることができます。IngenifyはZoomミーティングの長さと参加者を管理して、家庭教師がどのくらいサービスを提供したかを明らかにします。
上述の「認定ボランティア時間」をしっかりと把握するためにも、Ingenifyは役立ちそうです。
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