Zoomの連携サービスを紹介します。第121回はZoomとClasspro (クラスプロ)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい

コーチングに意外なインパクトがあったコロナウィルス

コロナウィルス蔓延を防ぐためのロックダウンは様々な分野に影響を与えています。たとえばコーチング業界。従来は、対面での会話が中心でしたから、それができなくなったいま、大きな方針転換が求められています。オンラインでのコーチングに、業界を挙げて舵を切らざるを得ない状況です。

ところが、面白いものであるひとつの「変化」は、悪い影響を及ぼすだけではありません。コーチングがオンライン化されたことで、物理的な距離の制約を離れていいコーチに就いてもらうチャンスが増えました。結果として、実力があるコーチのもとには多くの顧客が集まり、かえってビジネスを伸ばした人もいるほどです。

このような流れの中、コーチングのプラットフォームのClassproはますます重要性を増すのではないでしょうか。

総合コーチングプラットフォームClasspro

まずは、実際にコロナウィルスの下でもビジネスを伸ばした人の声を聞いてみましょう。MathIIT Learniningに属するAjeet Dubey氏は、

Classpro has the most efficient management system which helped me grow by 40%.

Classproはもっとも効率的なマネジメントシステムです。これによって、私は売上を40%も伸ばすことができました。

これを踏まえ、Classproの機能を見てみましょう。Classproは総合コーチングプラットフォームで、下記の機能を提供しています。

  • Payments (支払い管理)
  • Performance (パフォーマンス管理)
  • Attendance (出欠管理)
  • Enquiries (問合せ管理)
  • Expenses (費用管理)
  • Reports (レポート)
  • SMS (SMS)

ということで、このひとつのプラットフォームがあればコーチングにまつわる全てをカバーできると言っても過言ではないでしょう。

ただ、この中に「集客」が入っていないのは要注意。もちろん、問合せを受けつける機能はありますが、集客、すなわちコーチから見るとクライアントを集めるところは自分でやる必要がありそうです。

インド発のサービスでZoomミーティングを実現

では、ZoomとClassproの連携を見てみましょう。

Zoom integration with Classpro allows the teachers to create an eLearning classroom in order to provide learning while staying at a distance. This enables students to view recordings or live classes.

Zoom連携により、Classpro上で先生(コーチ)は、リモートでも学習できるeラーニングのクラスを作成できます。学生(クライアント)の方も、オンラインクラスに参加したり、過去の履歴を確認することができます。

ということですから、まさにソーシャル・ディスタンスを保たなければならない現状では、有意義なサービスでしょう。なお、余談になりますが、Classproを提供しているのはインド企業です。つまり、日本にいながら、インドのサービスを使って、アメリカのコーチングを受けることが可能なわけですから、この国際性という観点でもきわめて今風なのだと思います。

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