Zoomの連携サービスを紹介します。第110回はZoomとZapier (ザピア)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい

様々なウェブサービスを連携して効率アップ

当連載、Zoomのウェブ連携サービスではこれまで様々なサービスを提供してきました。もちろん一つひとつのサービスも便利なものですが、これらを連携すると飛躍的に仕事の効率が上がります。たとえば、語学学校を運営している企業があるしましょう。見込み客から問合せを受けたら、「第5回 ZoomとPardotを連携してマーケティング・オートメーション」で紹介したとおりマーケティング・オートメーションを使って効果的にフォローアップする。その見込み客がクロージング<受注獲得>に近くなってきたら、「第2回 Gong.ioでZoom営業を効率的に」を使ってセールストークの効率を高める。ひとたび受注に結びついたら「第15回 Zoomと語学学校プラットフォームLangLionを連携」で授業を提供する…。

実は、これを実現する夢のようなサービスがあります。それがZapierです。ちなみにネーミングの由来を話すと、Zapは英語で「急に動く」のような意味を持ちます。アメコミマンガでヒーローが光線銃で敵をやっつけるときなど、効果音として使われますね。一方apiというのは、Application Programming Interface (アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)で、それこそZoomと他のサービスを連携するために使われています。つまり、APIを急に動かしてサービスを連携することを意味します。

Zapierでサービス連携

では、ホームページを見てみましょう。

Connect your apps and automate workflows (アプリを連携してワークフローを自動化しましょう)とのキャッチフレーズの下、

Easy automation for busy people. Zapier moves info between your web apps automatically, so you can focus on your most important work.

忙しい人のための簡単な自動化。Zapierは、ウェブアプリの間で自動でデータを連係します。なので、あなたは自分がやるべき仕事に集中できます。

その具体的な連係の例として、下記のようなものが紹介されています。

  • TRIGGER:When I get a new email in Gmail (トリガー:Gmailで新しいe-mailをうけとったとき…)
  • ACTION: Copy the attachment from Gmail to Dropbox (添付ファイルをGmailからDropboxにコピーして)
  • ACTION:Alert me in Slack about the new Dropbox file (Slackで、Dropboxのファイルの通知を受け取る)

もちろん、Zapierが連結対象としているサービスはこれだけにとどまりません。なんと、世界中で1,500ものサービスと連携できるとのこと。

ZoomとZapier連携で作業効率化

では、ZoomとZapierの連携を見てみましょう。

Trigger an action when a Zoom Meetings or Zoom Webinar event occurs to automate your workflows through Zapier.

ZoomミーティングやZoomウェビナーが設定されたとき、トリガーでZapierを起動してワークフローを自動化できます

と、これは上記で見たとおり。具体例も見てみましょう。

For instance, your Zap can automatically register a participant for a Zoom Webinar after a payment is made through Paypal and add that registrant to Salesforce as a new lead.

たとえば、Paypalで支払いがされると、その参加者をZoomウェビナーに登録することができます。同時に、その参加者を新しい見込み客としてSalesforceに登録することができます。

まさに、冒頭に述べたような自動化が簡単に実現できるのです。

ScreenClip

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