Zoomの連携サービスを紹介します。第63回はZoomとTrustedPeer (トラステッド・ピアー)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい

Zoom連携サービスで、「何のビジネスか分からない」とき

Zoomとの連携サービスを調査すると言うことは、とりもなおさず欧米で人気があるビジネスを調査するということでもあります。第5回 ZoomとPardotを連携してマーケティング・オートメーションで紹介したSalesforceの様な超大手で誰でも知っているビジネス以外にも、第25回 ZoomとSococoの連携でホンモノのリモートワークのような、「リモートワークの時代、これはニーズがあるよな」というものもあれば、第13回 ZoomとNGP VANを連携して選挙に勝つの様なアメリカならではのものなど、新たな発見があるのが魅力です。

ところが、ときどき、「これって何のビジネスなんだ?」と分からないものに出くわすときがあります。その典型例が今回紹介するTrustedPeer。そのホームページをのぞいてみると、なんだか「昭和」な感じがして、「実際に稼働しているの…か?」と不思議に思ってしまいます(TrustedPeer様、すみません)。そんなときは当然検索。たとえば、”TrustedPeer Rating”で検索すると、Owlerという便利なサイトに行き当たりました。これは、同業他社を調べてくれるというもので、TrustedPeerはGLGと競合しているようです。ただ、GLGの年間売上が675ミリオンドルに対して、TrustedPeerは5.4ミリオンドルとのことで、ずいぶん規模は小さいですが。

ここに来て、ようやくTrustedPeerのビジネスモデルが分かります。要するに、専門家とのマッチングサイトなのだ、と。日本で言うとビザスクの様なイメージで間違いないのではないでしょうか。

専門家のマッチングサイトTrustedPeer

では、あらためてTrustedPeerのホームページ戻って説明を見てみましょう。”Best Practice”のコーナーには、登録されている専門家の一人、Ryan Ervingさんが紹介されていました。

Helping clients navigate the process of building high-performing results-driven teams starting with the creation of a realistic road map to build the teams they need to achieve their business goals efficiently and cost effectively.

クライアントが結果重視のハイパフォーマンスチームを形成するのを手伝います。現実的なロードマップの作成から始めて、ビジネスゴールを効率的に、そしてコストをかけずに実現するチームを構築します。

とのことなので、組織開発的なコンサルタントと想像がつきます。TrustedPeerに登録すると、このRyanさんに仕事を発注できるのでしょう。

Zoomミーティングで専門家とのすりあわせをする

では、ZoomとTrustedPeerとの連携を見てみましょう。

Zoom integration for TrustedPeer sessions enable using your Zoom account for sessions with TrustedPeer Experts and Mentors.

ZoomとTrustedPeerとの連携によって、TurstedPeerに登録された専門家とメンターとのZoomミーティングを簡単に設定できます

とのこと。TrustedPeerに限らず、専門家に発注する前には、「本当にこの人で大丈夫か?」とか「仕事のスコープはこれでいいのか?」などが気になるところ。これをすりあわせるためには、何回かの打合せが必要でしょう。これを、Zoomでできるとしたら専門家への発注も効率的にできそうです。

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