Zoomの連携サービスを紹介します。第62回はZoomとSendGrid (センドグリッド)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい

メールマーケティングで到達率を高めるために

eメールによるマーケティングが当たり前なのは、この連載でたびたびお伝えしたとおり。とくに、第36回 ZoomとMailChimpを連携してメールマーケティング強化では、高機能メール配信スタンドを紹介しました。

ただ、メールマーケティングで困るのは、迷惑メールフォルダに分類されてしまってお客様の受信トレイに届かないこと。なんでも世の中のメールマーケティングの20%は迷惑メールに分類されてしまっているというデータもあるそうです。実際、逆の立場でメールを受け取る側になると、大事なメールなのに迷惑メールフォルダに入ってしまっていて困ることもあるでしょう。

そこで、SendGridの登場。業界内では、迷惑メールフォルダに分類されずに「届く」メール配信サービスというウワサがあるそうです。もっとも、それには理由があり、下記で示された迷惑メールに分類されないための方法論を実施しやすいと言うことなのでしょう。

いずれに施策も、「なるほどなぁ」と思うとともに、「ここまでやらないと『届く』ようにはならないのか」とメールマーケティングの奥深さを感じさせてくれます。リンクをつけておきましたので、メールマーケティングに携わる方はぜひチェックしてみてください。

一見地味な作業が大事

では、上記のノウハウを念頭に、SendGridのホームページを見てみましょう。

While no one can guarantee email deliverability, with SendGrid you can be confident that you’ll have the tools and the expertise you need to optimize your inbox delivery rate.

もちろん、eメールが受信ボックスに届くことは誰にも保証できません。しかし、SendGridのツールと専門性によって最適化すれば、あなたは自信を持ってメール配信に取り組めるでしょう。

言われてみると、上述の3つの方法論は地味な話です。でも、それをやり続けることによってeメールの到達率は上がるのでしょう。これをやり続けられるしくみを提供してくれるのがSendGridなのだと思います。

Zoomミーティングで試行錯誤する

では、ZoomとSendGridの連携を見てみましょう。

SendGrid bot sends the notifications for below E-mail events based on the user subscription:

SendGridのボットは、下記のeメールイベントに対してユーザー(メールの受け手)が行った行動の通知をします

とのことで、たとえばメールの受け手がメール内のリンクをクックした、メールを解除した、別のメールアドレスに転送された、そもそもメールが届かない、などが分かります。

おそらくは、マーケターがZoomでこれを受け取って、自身のチームとzoomミーティングを行うのでしょう。「このマーケティング・キャンペーンは、ユーザーの離脱率が高かったようだ。ちょっと内容が押しつけがましいのでは?」とか、「今回のキャンペーンではユーザーがメールを開封して、しかもクリックしてくれている。内容がニーズにマッチしたんだろう」。

これまた地味な作業ではありますが、このような方法論があって初めてメールマーケティングの効果は上がるのでしょう。

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