Zoomの連携サービスを紹介するシリーズ100回の区切りを迎えたのでまとめてみます。なお以前のまとめ記事は下記をご覧下さい。

非伝統分野にも進出するZoom

まずは、第91回から100回の投稿を下記に掲載します。

今回注目すべきは、伝統的にはITとあまり関係ないと思われている分野にもZoomが進出していることです。具体的には、哲学、協会、ペット、になります。この中から、まずは哲学を見ていきましょう。

哲学でも求められる「巨人の肩に乗って」

哲学というのは、それを学んだからといって商売上手になれるわけでもなし、「実学」からはもっとも縁遠い印象でしょう。逆に、ITは、まさに実学そのものです。Zoomに限らずITを使いこなすことで業務を効率化してコストダウン、結果として儲けにつながるのが目に見えて分かります。あるいは、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)のようなインターネット上の新サービスを立ち上げて収益化するという観点でも分かりやすいものです。

ところが、一見すると相反するこの二つの分野、実は相性がいいという説があります。典型的には、アップルの創業者、故スティーブ・ジョブズ氏。大学時代には哲学を学んだそうですし、その後もヒッピームーブメントにのって哲学的な思索を深めました。あるいは、決済サービスのペイパル創業のピーター・ティール氏も、哲学科出身と言われています。

この観点で「第91回 ZoomとPhilPapers Foundation連携でZoomでも哲学」を見てみると、なるほどと思わされます。現代においては哲学といえども、過去の研究の蓄積を知る必要があるでしょう。いわゆる「巨人の肩に乗って」が求められるわけです。この観点において、過去の哲学や文献のデータベースにアクセスできるというのは、研究がはかどること間違いないでしょう。

Zoomというメディアを必要とする宗教

では次に、教会のマネジメントである「第95回 ZoomとA6 Church連携で教会にもDXを」を見てみましょう。実は教会というのは中世ヨーロッパにおいては知識の担い手であり、その観点ではITと相性がよいのかもしれません。加えて、教会というのはバチカンを頂点とした巨大なピラミッド組織を形成しています。であれば、その組織を維持・発展させるためにもITシステムが必要とされるのは納得です。

考えてみれば、「聖書」というのも、古代の最新メディア(媒体)だったのかもしれません。イエスが亡くなった後、その教えを広めるためには12使徒やペテロが活躍したことはいうまでもありません。しかし、それは所詮個人の力のおよぶ範囲。聖書というメディアがあったからこそ、キリスト教が世界宗教まで発展できたという見方も成立します。その考えを敷衍するならば、Zoomというポストコロナ時代に最適のメディアを制すると、グローバル・スタンダードになることができるのかもしれません。