Zoomの連携サービスを紹介します。第92回はZoomとLingmo (リングモ)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい

翻訳こんにゃくも目前?

大学受験で英語のリスニングの重要性が高まっているのは「第90回 ZoomとMy Writing Coachでロジカルライティング」でも紹介したとおり。でも、ひょっとしたらそんなモノがいらなくなってしまうのではと思わせるのが、Lingmoの翻訳機。


lingmo time2translateライフスタイルSmartwatch

これでZoomでも本格的な翻訳ができるとのことなので、かなり魅力的。というか、この分野は今後ますます進化していくでしょう。ドラえもんの「翻訳こんにゃく」が実現する日もそう遠くはない予感です。

このガジェットの開発元、Lingmoが今回のZoom連携サービスとして紹介するものです。

トータル翻訳サービスLingmo

Lingmo社は、ガジェットだけでなく様々な分野で翻訳サービスを提供する、オーストラリア初のスタートアップ企業です。

ホームページを見てみましょう。

Lingmo International is a world leading provider of cloud based Artificial Intelligent translation software and voice recognition technology.  With our multilingual solutions, we help your business customise a scalable solution to overcome your language barrier challenges.

Lingmo Internationalは、クラウド上のAI (人工知能)翻訳ソフトと音声認識技術の世界的企業です。私たちの技術によって、言葉の壁を越えて御社のビジネスを拡大することができます。

ガジェット以外の応用分野は、たとえばホームページの翻訳。海外にビジネスを広げたいと思うとき、各国語のホームページを用意するのは最低限と言ってもいいくらい必要なことでしょう。これを人手を介して行うと、そうとうたいへん。英語だけでなく、中国語、フランス語、スペイン語、ドイツ語などなど。しかも、日本語のホームページを変えるたびに翻訳が発生したら、とてつもなく手間がかかります。

それを一括解消してくれるのがLingmo。しかも、使い方も簡単。とくに、WordPressを使っている人は必見です。Lingmoのプラグインを導入するだけで、自動的に多言語ホームページを生成してくれるのです。

あるいは、チャットボットの運用。Twitter上で自動で様々な情報を発信して拡散してくれるのがチャットボットですが、これも簡単に多言語化できます。先ほどのホームページと同じように、人手を介して行ったらとてつもなく手間がかかるのが簡単にできるわけです。上述のホームページの説明、「言葉の壁を越えてビジネスを拡大」というのはウソではありません。

Zoomチャットを高性能で翻訳

では、Zoomとの連携を見てみましょう。

Lingmo Translate for Zoom Chat instantly translates Zoom Chats between 80 languages and 100’s of language pairs.

Zoom Chat向けLingmo Translate は、Zoomチャットを即座に80この言語に翻訳します。

Zoomチャットなので、音声をそのまま翻訳というわけではありませんが、文字ベースで翻訳が使えるのは便利です。

しかも、Lingmoの翻訳が高品質なのには理由があります。それは、世界的なIBM Watsonの人工知能技術を使っていること。つまりは最先端のテクノロジーを私たちにも使いやすい翻訳ソリューションで提供してくれているのがLingmoのありがたいところです。

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