Zoomの連携サービスを紹介します。第167回はZoomとKloudLearn (クラウドラーン)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい

LMSの進化版?LEPとは?

この連載では数々のラーニング・マネジメント・システム (LMS)を紹介してきましたが、最近はこれに変わる用語(コンセプト)が出てきているってご存じでしょうか?それがLXPで、Learning Experience Platform (学習経験プラットフォーム)です。「日本の人事部」によると、

受講者のユーザー体験(UX)向上に焦点を当てた学習ツールです。学習内容は受講者ごとにパーソナライズされて、受講者の特性に沿ったコンテンツがキュレーションされる仕組みになっています。eラーニングで耳にすることが多いLMSとの相違点は、自由度の高さ。LXPはより受講者の生活や特性に沿った設計で、コンテンツから学習環境まで自由にデザインされていることが特長です。

とのこと。これを実装したのが、今回紹介するKloudLearnです。

真のソーシャルラーニングのためのKloudLearn

ホームページを見てみましょう。

Social learning with content recommendations. Personalized recommendations based on skills.

コンテンツのレコメンデーション機能に基づくソーシャル・ラーニング。受講者のスキルに応じて個人的なレコメンデーションを受け取れる

とのこと。確かに、研修というのはその人のレベル感にあってこそ初めて意味を持ちます。簡単すぎては意味がないし、難しすぎてはついていけない。これを、自動で判別してぴったりのコンテンツをレコメンデーションしてくれるのがKloudLearnの特徴なのでしょう。

ちなみに、その人にピッタリという観点では、「アダプティブ・ラーニング」という考え方もあります。これは、レベル感のみならず、「どの分野が苦手か」を機械が判断してコンテンツをお勧めしてくれるというものです。

たとえば、子供向け学習システムの「すららネット」では、子供はパソコンに向かって学習しますが、いわゆる従来型のeラーニングではありません。テストによって、「どの科目が、どのレベルまで到達しているのか」を判断しながら学習内容を調整することで、効果が上がると言われています。もちろん大人向けのアダプティブ・ラーニングもあって、米国ではKnewtonと呼ばれるシスタムが様々な大学に導入されて、成果を上げているとのことです。

では、LEPに戻りましょう。KloudLearnのLEPを支えるもう一つの仕組みは、コンテンツオーサリングツール、すなわちeラーニングのコンテンツを簡単に作れる仕組みです。これは、「第160回 ZoomとOpen eLMS連携でオーサリングツール内蔵」でも紹介しましたが、KloudLearnの場合、ここから一歩進めてソーシャル・ラーニングでの利用が想定されていると想像します。

つまり、学習者たる従業員自らがコンテンツをオーサリングツールで作成し、それを同僚や部下後輩、はたまた上司にお勧めすることで、真の意味でのソーシャル・ラーニングが実現できるとの考えなのではないでしょうか。

Zoomの録画機能で簡単にコンテンツを作成できる

では、ZoomとKloudLearnの連携を見てみましょう。

The combination of KloudLearn and Zoom will help to deliver great value to learners.  The integration with Zoom will propel KloudLearn to offer web conferencing capability to the learners. Through Zoom, KloudLearn will enable its customers to create a blended learning that comprises of video conferencing based learning coupled with regular coure content.

KloudLearnとZoomのコンビネーションは、大きな価値を学習者にもたらします。Zoom連携によって、KloudLearnは、Web会議機能を組み込むことができます。Zoomを通して、従来のコンテンツとともにブレンディッド・ラーニングも提供することができるようになるのです。

上述のユーザーがオーサリリングツールを使うことを想定すると、Zoomの利用はウェブミーティングだけではないと考えます。むしろ大事なのは、録画機能。Zoomの録画機能を使って簡単にeラーニングのコンテンツを作成することができるというのが、このコンビネーションの強力なところでしょう。

ScreenClip

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