Zoomの連携サービスを紹介します。第16回はRippling (リップリング)です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい

やがて来る機械に人が評価される時代

人事の世界は、従来「直感」に頼ることが多くありました。適材適所と言っても、一部の経営者が「たまたま」知っている人材の中から、「彼は○○が得意だから」と配置をするイメージです。ここに、恣意的な人事が入る余地があり、どうしてもブラックボックスのイメージを拭えませんでした。

これを、データを持ち込むことによってより的確な、もしくは透明性が高い人事上の意志決定をしようという流れがあります。「ピープルアナリティクス」と呼ばれる分野がそれで、採用から始まって、選抜・育成などの人事のあらゆる分野で先端的な企業に採り入れられています。しかもここに、AI (人工知能)が活用され始めており、やがては「機会によって人間が評価される」時代が来るのでしょう。

ここまで行かなくても、人事の中でも給与の支払いなどは数値にまつわる仕事が多くなっています。単に基本給いくら、手当いくらだけでなく、社会保険料や税金の控除なども計算する必要があるためです。大企業ではこれを手作業でやるのは当然無理。ここに、人事管理プラットフォームの必要性が出てきます。

ワンストップ人事管理プラットフォームRippling

人事管理プラットフォームRipplingは、上記のような悩みに答えるものです。具体的にその機能を見ていきましょう。

One place to manage all your employee data and operations—onboarding, offboarding, and everything in between.

従業員のデータとオペレーションをワンストップで管理できる-入社後のソフトランディング、退職、その間にあることも

と謳われています。具体的には、

  • Payroll (給与明細)
  • Benefits (福利厚生)
  • Apps (アプリ)
  • Devices (端末)

という4つの分野に分かれています。アプリと端末まで管理できるところが今風です。たとえば、Device (端末)の説明は、

Manage and protect your employees’ computers, phones, and more.

従業員のコンピュータ、電話などを管理・保護する

となっています。たとえば、従業員のスマホを踏み台に社内のネットワークに侵入を狙う不正ソフトなどから守ってくれるのは、会社にとってはありがたいことでしょう。

様々な端末でZoomミーティングを使い分ける

ではこのRipplingとZoomを連携するアプリを見てみましょう。

Integrate Zoom with Rippling’s unified employee management solution in order to manage user accounts, and enable Single Sign-on (via SAML) for your employees.

ZoomとRipplingの統合従業員マネジメントソリューションを連携することで、アカウントやシングルサインオンができるようになる

とのこと。背景としては、リモートワークがあるのでしょう。

コロナウィルスの影響で、リモートワークが増えると、必然的にコミュニケーション手段はZoomなどのテレビ会議システムが多用されます。とくに、Zoomはパソコンでもスマホでもタブレットでも、端末を問わず使えるので、従業員のDevice(端末)管理ができるRipplingとは相性が良さそうです。

利用シーンとしては、上司がRipplingを見ながら従業員の端末を確認して、「今彼は外出中だろうから、スマホでZoomミーティングをしよう」、「今彼女は在宅だから、パソコンでZoomミーティングをしよう」と使い分けるのではないでしょうか。

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