フィリップ カーン=パニ著、ビジネスプレゼンテーション―記憶に残るメッセージを届ける方法 (FT Guidesフィナンシャルタイムズガイド)

著者のPhillip Khan-Panni氏はイギリス国内外のパブリックスピーキングの大会で多くの受賞経験を持ち、トーストマスターズインターナショナル主催のパブリックスピーキングの世界大会に英国代表として7回出場という記録を持ち、英国人として唯一、世界大会第2位に選出された実績もあるとのこと。

したがって、本書もどちらかというといわゆる「プレゼンテーション」というよりも、パブリックスピーキングを念頭においているのかもしれません(ちなみに現代はMaking Business Presentation How to deliver a winning message)。

というか、以前も紹介しましたが、プレゼンテーションに関しては欧米と日本ではギャップがあって、本書も、具体的なテクニックレベルで参考にするのは難しいかと感じました。

ただ、心構えとしては間違いないかと思いますので、そんな観点から参考にするのがよいかもしれません。、

【コンテンツ面でのポイント】

●プレゼンテーションが失敗する根本原因としては、まず二つの誤解が挙げられます。一つ目は、「人前で話すことは何より恐ろしいことだ」という誤解です。米国のコメディアン、ジェリー・サインフェルドに言わせると、2番目に恐ろしいとされていることが死ぬことだそうです。「つまり、総指揮で弔辞を述べるぐらいなら、自分が棺桶に入る方が良いとみんな思っているわけだ」

もう一つの誤解は、プレゼンテーションというのは単に自社やその商品・サービスを紹介するためのものだというものです。

●プレゼンテーションの三原則
聞き手に何らかの変化をもたらすこと
伝えるべき事実を自分なりに介錯する
常に聞き手を意識する

●聞き手の問題を知るための4種類の質問
事実についての質問
問題に関する質問
問題が及ぼす影響についての質問
問題の重要性についての質問

●設計シート
導入
 フック
 マップ
本文
 話1
 話2
 話3

結論
 全体のまとめ
 行動の提案

●説得するための7つのポイント
説得する相手の言うことに耳を傾ける
聞き手に関係のある話をする
目新しさ
期待に応える
信頼
AIDA
 Attention
 Interest
 Desire
 Action
聞き手の参加

●プレゼンテーションの10の構成要素
フック
聞き手
メッセージ
目的
関心
構成
話す技術
情熱
行動を促す
事実と数字

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