「大学教授」というと何やらすごい印象を持ちますが、意外なくらい「誰でもなれる」そうです。そのための三つのルートと、それぞれの具体的な取り組み方を解説しているのが、「一生モノの副業 この1冊でわかる大学講師のなり方」です。
以外と広き門、大学講師のなり方
著者の石川、千葉先生いわく、日本は少子化とはいえ大学はまだまだたくさんあるとのこと。下表にあるとおり、その数なんと、4千弱。
分類 | 校数 |
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大学 | 779 |
短大 | 346 |
専門学校 | 2,823 |
計 | 3,948 |
しかも、早稲田大学のようなマンモス校になると、大学講師の下図は5,406人とのこと。
しかも、今の時代は学生から「実学」が求められて、社会人(ビジネスパーソン)で何らかの分野に専門性を持つ人は人気とのこと。具体的には、
- 現役の化粧品会社社員による「化粧のちから体験講座」
- 元ホテルウーマンの「西條のホスピタリティ講座」
- 元証券マンの「正しい投資講座」
などが実際にあるそうです(62p)。
大学講師になる3つのルート+1
では、そのためのルートというのが、著者によると下記の4つに分類されるそうです。仮に、専門学校は「大学講師じゃないじゃん」と除外しても、大学講師になる三つのルートがあるのです。しかも、タイプA、タイプBには、学歴は求められないとのことで、この面からも大学講師は「意外と広き門」とのこと。
- 教授や準教授といった専任教授(正規教員)ルート
- タイプA:大学非常勤講師ルート (大学の非常勤講師になる)
- タイプB:正規授業外講座担当講師ルート(課外講座や公開講座などの講師になる)
- タイプC:専門学校講師ルート
では、そのルートごとの攻略法は?というのが下表になります。
タイプ | 方法 |
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教授や準教授といった専任教授(正規教員)ルート |
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タイプA:大学非常勤講師ルート (大学の非常勤講師になる) |
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タイプB:正規授業外講座担当講師ルート(課外講座や公開講座などの講師になる) |
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タイプC:専門学校講師ルート |
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※現在、講師養成のスクールや私塾というのは全国に多数存在します。ちなみに検索サイトで「講師 養成 講座」あるいは「講師 養成 スクール」と入力して検索をかけてみてください。(中略)内容を見ると、セミナー講師や研修講師を目指すものばかりで、大学や専門学校の講師を目指す人のためのスクールや私塾はほとんどありません。
画像はアマゾンさんからお借りしました。
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