Zoomの連携サービスを紹介します。第197回はZoomとJooclass (ジュークラス)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい。
これからも根付いていきそうなZoomでの学習
何かを学びたいと思ったとき、いまやオンラインという選択肢は外せません。もちろんコロナ禍の中で、感染のリスクがある対面を避けるというのがその主な理由。ただ、一度便利さを味わってしまうと、たとえコロナウィルスが一段落したとしてもオンライン学習は根付いていきそうな予感があります。これまでは、対面でのセミナーが当たり前のところを、「まずはオンラインの講座を探そう」というのが当たり前の世界が来るかもしれません。
その先駆けと言えるのが今回紹介する。Jooclassです。ホームページを見てみましょう。”Jooclass can help find classes near you easily.” (Jooclassはあなたの近くのクラスを簡単に見つけるのを手伝います)というキャッチフレーズの下、下記の4ステップで講座を見つけることができるとのこと。
- Tell us what you want to learn (何を学びたいかを教えて下さい)
- Pick a class (クラスを選んで下さい)
- Secure your tickets (チケットを購入して下さい)
- Choose when you want to learn (時間帯を選んで下さい)
実際にどのようなクラスがあるかものぞいてみましょう。パッと目についたのが、「日本語を学びましょう」と日本語で書いてあるBeginner Japanese Lessons (日本語初級レッスン)。1時間刻みで時間を選ぶことができるので、便利そうです。
微妙に寂しいプラットフォーム
さて、一方でこのJooClass、なんだか物足りなさも感じてしまいます。その理由の一つは、「運営元が分からないこと」。オンラインの講座だと、申込はしたけれど、本当に開催されるか、そしてそのクオリティが大丈夫かどうかの不安があります。これを乗り越えるのが、運営元の信頼性なのですが、そもそもがこのJooClassを運営しているのが何者かがよく分かりません。結論としては、Facebookページに書いてあるとおり、”Australian-based online platform”ということでオーストラリアの会社だそうですが、だったら三本をもっと明らかにして欲しいと思ってしまいます。
ちなみに、オーストラリア発で似たようなサービスを提供しているといえば、「第147回 ZoomとWeTeachMe連携でオンライン趣味講座」でしょうかいしたWeTeachMe。こちらは運営者の顔が見えるので、安心感が違います。しかも、WeTeachMeは、掲載されている写真がキレイなことにも気づきます。もちろん、オンライン講座にとって重要なのは中身ですが、それでも「見た目」は大事。実際、部屋の貸出をするプラットフォームのAir B&Bが、掲載する写真のクオリティを上げたことをキッカケにブレークを果たした、なんてことがあるくらいです。ぜひ、JooClassにも頑張ってほしいものです。
Zoom連携をフルに活かして欲しい
では、ズームとJooClassの連携を見てみましょう。
By integrating with Zoom, teachers can easily manage their online classes via Zoom Meetings. Create Zoom Meetings with one click. Teachers automatically gets host permissions to easily run their classes. Students and other users can join a class as participants.
Zoomとの連携により、先生は簡単にZoomミーティングを使ったオンラインクラスを実施できます。ワンクリックでZoomミーティングを作成できますし、先生はそのZoomミーティングをホストする権限が自動で与えられます。生徒や他のユーザーは、参加者としてそのオンラインクラスに参加できます。
とのことで、JooClassというプラットフォームとの連携ができるとのこと。せっかくのZoom連携を活かすためにも、ぜひJooClassには本来の自分たちのプラットフォームを改善して欲しいと思います。
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