Zoomの連携サービスを紹介します。第198回はZoomとLeggUp (レッグアップ)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい。
幸福な社員は生産性が高い
「幸福学」という言葉をご存じでしょうか?その名の通り、人間がどうやったら幸福になるかを研究するもので、心理学の一分野です。実はこの幸福学、ビジネスの分野でも注目されているのだとか。なぜならば、幸福な従業員はそうでない人よりも生産性が高いから。だとしたら、自社の従業員の幸福度を高めることは、経営者の役割の一つでしょう。
ちなみに、慶応義塾大学教授の前野隆司先生によると、この幸せ度合いは七つの要因によって決まるとか。それが、
- 自己成長
- リフレッシュ
- チームワーク
- 役割認識
- 他者承認
- 他者貢献
- 自己裁量
というもので、納得感がありますね。
そして、このような社員の幸福度合いを「Career Health (キャリアヘルス)」という観点から上げようというのが今回紹介するLeggUpです。
キャリアヘルスのプラットフォームLeggUp
ホームページを見てみましょう。
Career Health is the holistic measure of the productivity and wellbeing of employees. Optimal career health unlocks human potential.
キャリアヘルスは、従業員の生産性と幸福度合いの総合的な指標です。最適なキャリアヘルスは、人間の可能性を最大化します。
と、野心的な言葉が並んでいます。具体的には、下記のプロセスで進められます。
- Assessments (アセスメント)
- Personalized Programs (パーソナライズされたプログラム)
- Provider Matching (コーチの割り当て)
- Scheduling (スケジューリング)
- Career Coaching (キャリアコーチング)
- Self-Directed Growth (自立的な成長)
- Measurable Results (目に見える結果)
要するに、コアはコーチングですが、その前にちゃんと自身の立ち位置をアセスメントで測定したり、自立的な学習につなげるところが新しいのでしょう。
コーチングセッションもZoomで
では、LeggUpとZoomの連携を見てみましょう。
LeggUP’s aim is to provide flexibility in choosing the service for online conferencing. As a lot of coaches already use Zoom to hold video meetings, LeggUP enables them to use Zoom seamlessly with the platform. Coaches only have to link their Zoom accounts in their LeggUP profiles.
LeggUpのねらいは、オンライン会議の自由度を提供することです。多くのコーチがZoomを使っているので、LeggUpのプラットフォームから彼らとのZoomセッションが簡単に行えます。コーチは、単に自身のZoomアカウントとLeggUpプロフィールを接続するだけです。
とのこと。実は、キャリアコーチングを提供するコーチは、LeggUpの社員ではありません。むしろ、LeggUpの立ち位置としては、コーチとクライアントのマッチングをする役割です。このマッチングをより確かなものにするために、上記のアセスメントのプロセスが重要になってくるのでしょう。
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