今の時代、講師の方ならば、動画作成に取り組みたいと思うでしょう。ただ、動画の作成って、ちょっと面倒くさい…と思われている方もいると思います。でも、大丈夫です。4ステップで高品質な動画が作成できる、意外とやってみれば簡単な、動画作成の王道をこの動画では紹介します。

簡単動画作成の4ステップ

実は、今の時代、動画作成に取り組まないという選択肢はない、そう私は思っています。講師としての実力をアップしたい方は最後までご覧ください。

では、改めまして、こんにちは。シンメトリージャパン代表の木田知廣です。正直なところ、私も動画に取り組まなければとずっと思っていました。ところが、ちょっと面倒くさいかなって正直思うんです。噂ではユーチューバーの方は1本の動画を作成するのに6時間も7時間も編集してる。そんな話を聞くと、ちょっとこれ無理かな、と思っていました。

けれども実際にやってみると、思った以上に簡単でした。具体的には動画作成の4ステップと呼んでいますけれど、1. 企画、2. 撮影、3. 編集、4. 公開、がそれです。

企画では、「PL法」で話す内容を簡潔にまとめるところからスタート。そして撮影は、Zoomで決まりです。さらに編集は、AviUtl (エイブイアイ ユーティル)というソフトがありますので、決め打ちです。最後に公開は、ユーチューブで一通りの流れが完了ということになります。

さらに具体的に見ていきましょう。まずは企画のパートからです。「PL法」は、何をどういう順番で話すかという、王道的な、決まりきったやり方になります。動画の最初はP (プロブレム)、つまり視聴者の方の困りごとからスタートです。その後がL (ラーニング)、つまり、その困りごとの解決を説明するのです。その上で自己紹介です。典型的なフォーマットの話し方はこのような形になります。

この動画は、○○の悩みを持つ方のためのものです。□□という方法論で解消することができますので、最後までご覧ください。では改めましてこんにちは…

そう、まさにこの動画の、スタートからやってきた流れがもう決まりきったやり方になります。

Zoomで3つの動画を一気に撮影する

では4ステップの次は撮影です。ここでは、Zoomを使って素材を作成しましょう。Zoomというのは実はすごく便利で、一度の撮影で3つの動画を同時に録画できるんです。このような形になります。「話者のみ」、つまり話している人のみを映した動画もできますし、まったく同時にパワーポイントのみの動画も撮影できますし、おまけに、話者+パワーポイントという、よくあるZoomの形です。この3本の動画を同時に撮影できるのがとても便利なんです。

もちろんその際には設定は必要になります。それがこちらになります。録画をする前にweb上でZoom.usというサイトにログインをして、設定画面→録画というパートを選んで頂いて設定を変える必要があります。「共有画面でアクティブなスピーカーを録画」というところにチェックを入れましょう。さらに、「アクティブなスピーカーギャラリービューおよび共有画面をそれぞれ録画」というところにチェックを入れていただいて、サブ項目であるひとつ目「アクティブなスピーカー」、2つ目は飛ばして、3つ目の「共有画面」のところにチェックを入れるのです。つまり一つ目の動画録画、2つ目の動画録画、3つ目の動画録画で3パターンが録画できるということになります。

ここまでで素材の撮影が出来ましたので、ここからは編集ということになります。編集に関してはAviutlというソフトの紹介です。これは無料です。もう、びっくりですけれども、こんな高機能な動画編集ソフトが無料で使えるんだっていう、びっくりするぐらいなものがあります。しかもこのAviutl というのは多くの人に使われています。そうすると、ノウハウの蓄積がある。たとえば、うまくいかないのはどうしてだろうと思った時には、すぐウェブで検索です。そうすると使っている人が多いがゆえに、大抵の疑問には答えるweb上の投稿があるのです。それを見てあっという間に解決できるのでオススメということになります。

ちなみに、Amazon上でチェックをいただければと思いますが、2冊くらい参考書籍を載せておきました。要するに、使ってる人が多いわけですから、解説の本もたくさん出版されているということで、余計オススメということになります。

編集はAviUtlで決まり

ではこのAviUtlを使いながら、先ほどズームで録画した素材の動画を編集しましょう。3つの素材の動画が同時に作成できるというのは解説済みです。この中から使うのは、実はこの2つです。話者のみの動画とパワーポイントのみの動画です。

まず基本は、話者のみの動画を、大きく拡大しておきます。その上で、パワーポイントのみの動画は、一部にこう入れ込むみたいな形になります。インポーズといいますけれども。そして、テロップはこのようなパワーポイントの動画にも簡単に挿入することができます。これだけで、「それっぽい」。いかにもプロが作った風な動画できるのでお勧めのやり方ということになります。

慣れれば、この5分の動画を作るのにだいたい編集時間が30分くらいかなと思います。そのくらいスピーディーにできますので、ぜひ、「動画どうしようかな…」と迷っている講師の方は、まずは取り組むことをお勧めします。

では、動画作成の最後のステップは公開です。これもyoutube で、やっぱりもう決め打ちです。正直なところ、実は動画を公開する場所というのは、本当は他にもいろいろあります。Youtube以外にも。ただ、youtubeに公開しないという選択肢は無いわけです。だとしたら、もうyoutubeから始めましょう。まずはyoutubeから始めて、その後公開場所を広げていくというのがいいのではないかなと、考えています。

あともうひとつ大事なのは、とにかく数で勝負。我々も現時点においては、あれこれ悩んでどの動画プラットフォームに公開しようかというのは考えるまえに、まずとにかくyoutube上にたくさん動画を公開しようと思っています。そもそも見られなければ、どうしようもないわけですから。そして、見られるためにはやっぱり、数というのは重要だと思います。

では、まとめます。動画作成の4ステップ。これをやっていただければ思ったより簡単に、想像以上に簡単に動画を作成することができます。企画においてはPL法で話す内容を簡潔にまとめていく。そして撮影はズームで素材となる3つの動画を同時に一気に撮影することができます。そして編集はAviutlを使って無料で簡単に編集することができます。そして公開もyoutubeで決まりです。このような形で取り組んで、講師としての力 (力量)のアップと共に、認知度、つまり世間へのアピールをアップするきっかけにしていただければいいのではないかと思います。

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