「ものまね」ってあるじゃないですか?あれがプレゼンテーション上達に使えるいう説があります。
プレゼンが上手な人を想定して、
- その人はどんなプレゼンテーションをしていますか?
- 特徴は何ですか?
- あなたはその人のプレゼンテーションのどこが好きですか?
- 何がすごいと思っているのですか?
という質問を切り口に、マネするところを発見していくというアプローチだそうです。
そんな方法論を薦めているちょっと変わった本がこちらです。
五十嵐 健著、プレゼンテーションの勝ち方 (生活人新書)
想定している読者は、ものすごい初心者、もしくは学生さんなのかもしれません。そもそもが
「プレゼンテーション上達のコツは、… 自由な発想で言いたいことをまずは口に出してみること。それも大声で、思いっきり」(4p)
と言う立場に立っているので。なので、
- 「要約練習」(自分の言いたいことを200字にまとめる、さらにそれを1行にまとめる、そして1ワードにまとめるという)
- 1分間プレゼンテーションに挑戦する
- 達観の境地になる
というのも、初心者にとっては有益なものかもしれません。
ただし、1点要注意なのは、「原稿を書く」(203p)というところ。
「プレゼンテーションの最初から最後まで、あなたが発する言葉の全てを事前に書きだしてしまおう」
と言っていますが、これはやらない方が良いです。
著者の五十嵐先生は、事前準備の段階でやるべきと提唱されているのだと思います。そのくらい準備してプレゼンに臨もう、と。ただ、初心者はプレゼン本番で原稿を読み上げてしまう場合が多いので、それは厳禁です。
プレゼンの場でも原稿の通り言おうとするじゃないですか。そうするとかえってぎこちなくなって、つまらな~いプレゼンになってしまうんですよね。てか、原稿書いてまともなプレゼンしている人見たことないし。
【目次】
- プレゼンテーションは確実にうまくなる
- ちょっと変わったプレゼンテーション上達法
- 本当に伝えなければならないこと
- プレゼンテーションを設計する
- バリエーションを増やす
- 臨機応変プレゼンテーション
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