セミナー講師の分かりやすく伝えるワザにはコーチングの技法も採り入れられています。
そのコーチングをちょっと変わった切り口から紹介してくれるのがこちらの本。「子育て」に関することなので「教える」に近いところもあり、よりセミナー講師にはピンと来る内容なのではないでしょうか。
リチャード ボルスタッド著、NLP子育てコーチング―親の信頼がこどもを伸ばす
具体的なテクニック満載で、こどもとのコミュニケーションが代わってくること間
違いなし、と思わせてくれます。
ただ、これは好き嫌いの問題かもしれませんが、あんまりスピリチュアル系の方に
いって欲しくないですね、この手の本は。
「NLPでは、生命は相互につながっているひとつのシステムだと理解します」
とか言われても、意味全然分かんないし。
以下、ポイントを。
·個々の人間は、何らかの目的を達成するための助けとなる現実の「マップ」を脳
内で作る、とNLPは想定します。現実の世界と同じ地図はひとつもなく、どのマッ
プもそれぞれ違うのです。
·(親がもっている)自分のマップが現実的だから受け入れなさいと娘にいうのでは
なく、娘が彼女自身の世界マップにおいて意味をなす解決策を見つけられるように
サポートしたのです。
·家庭にアンカー・スポットを作る
休んだり眠ったりするところはリラックスの場
家族を朝起こすために高いエネルギーのアンカーの場をつくる
·こどもが宿題をやるのを助ける代わりに、どうしたらもっと快く自分で宿題がで
きるか、その方法を身につける手伝いをしてあげましょう。
·ハワード・ガードナーによる7通りの学習方法
言語的
論理・数学的
音楽的
視覚的
身体感覚的
対人的
内省的
·ハピネス・オーナー・モデル
私が他社の行動を不満・不愉快に思うとき、「ここでのチャレンジの”オーナー”
は私です」というところから始まります。
相手
満足 不満足
自分 満足 ラポールスキル 助けるスキル
不満足 アサーティブスキル 対立解消スキル
·他の人を助けるために、その人の目を通すと状況がどのように見えるのかを理解
する必要があります
·セリグマンのリサーチは、幸せを持続できるこどもたちは人生のポジティブな結
果や人生の困難を特別なかたちで解釈すると言うことを示しました。そのこどもた
ちはポジティブな結果は永久的で、全面的に広がるものだと考えます。そして、ネ
ガティブな結果は一時的で(この困難は過ぎ去るだろう)、特殊であり(この困難は
人生のほんの一部にしか影響しない)、状況による(この困難は特殊な状況における
物事である)ものだと考えるのです。
·「あなたの自分に対する内的なコミュニケーションの質はあなたの人生の質
だ」、アンソニー・ロビンス
·「左足を意識してください」、「左足を意識しないでください」
·「わたしメッセージ」のつくりかた
「あなたが…するとき」、 (わたしが満足していない行動についての五感に基
づいた明確な描写)
「起きたことの結果、…」
「私は…と感じた」
·簡単な対立の7ステップの解消法
1. 問題となっている状況を、協力して解消できるチャレンジであるとリフレー
ムする
2. 両者の根本的なニーズ、意図または手に入れたい結果を明確にする
3. 両者が手に入れたい結果を満たす解決策を考える
4. どのくらい両者の手に入れたい結果を満たすかをチェックするために、その
解決策を評価する
5. 最善の解決策で同意する
6. 同意した解決策に則って行動する
7. 解決策をチェックする
·価値観の違いによる対立を解決する
お互いが共有している価値観を明確にする
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