Zoomの連携サービスを紹介します。第102回はZoomとfacebook Workplace (フェイスブック ワークプレイス)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい。
さりげなくリリースされていたfacebookのビジネスアプリ
コロナウィルスの影響でリモートワークが広がって以降、Zoom以外にも様々なビデオ会議ツールが盛り上がっています。
- CiscoのWebex
- MicrosoftのTeams
- GoogleのMeet
- FacebookのMessenger Rooms
などなど。その陰であまり目立ちませんが、実はfacebookは法人向けのコラボレーションツール、workplaceを提供しています。
もっとも、Workplaceの歴史は以外と古く、リリースされたのは2016年10月。その当時はfacebook messenger roomsが存在していなかったので、ビデオ会議システムとしてZoomとの連携も必然だったのでしょう。
なじみのfacebook機能にプラスアルファ
では、ホームページを見てみましょう。
Workplace is a communication tool that connects everyone in your company, even if they’re working remotely. Use familiar features like Groups, Chat, Rooms and Live video broadcasting to get people talking and working together.
Workplaceは、たとえリモートで働いていたとしても、御社のスタッフすべてを結びつけるコミュニケーションツールです。(facebookで)なじみのある機能、グループやチャットルーム、ビデオ配信を使って、社員が語り合い、協働することを可能にします。
たしかに、facebookになじんだ人ならば、Workplaceになじむのも早いでしょう。
なお、Workplaceには、個人向けのfacebookにはない機能も盛り込まれています。チャットボットや、google drive、one driveなどの外部ストレージサービスなどとの連携です。
Zoomとfacebookの競合関係
では、ZoomとWorkplaceの連携を見てみましょう。
Meetings created in Workplace will appear on your Zoom account. Enable the Live on Workplace by Facebook option to allow members of your account to live stream meetings to Workplace by Facebook.
Workplaceで設定されたビデオ会議はZoomアカウントでも見ることができます。Zoom上のライブストリーミングを、Workplaceにも配信することができます。
当連載の「第89回 ZoomとLinkedIn連携…はいつまで続くか?」で見たとおり、ZoomはLinkedInを通じてMicrosoftと競合関係にあります。facebookに対しても、微妙に協働/競合関係にあるようです。
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