Zoomの連携サービスを紹介します。第82回はZoomとHRMOS (ハーモス)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい。
あのビズリーチ発のZoom連携
最近のコロナウィルスの影響で多少は改善したとは言え、企業にとっては採用活動の厳しい状況が続きます。「売り手市場」なんて言われますが、求職する人よりも求人が多い状況が、2018年あたりから続いてきました。最盛期には有効求人倍率が1.6でしたから、採用活動に苦労してきた企業も多かったことでしょう。そのような環境か、オンラインで採用できる、あるいは直接スカウトメールを送れるサービスが一気に市民権を獲得しました。
その代表例がビズリーチ。テレビのコマーシャルでもなじみ深い人もいるでしょう。創業は2007年と比較的新しい企業ですが、いまや200億円を超える売上高を誇っています。そのビズリーチが提供する採用プラットフォームがHRMOSです。位置づけとしては、第20回 Zoom面接でポストコロナの採用活動で紹介したWorkdayと近いものでしょう。実はこの連載で紹介している日本発のサービスは意外と少なく、80階を超える過去の連載の中でも唯一取り上げられているのが第45回 Zoomとaitemasuで「空いてます!」のみ。それに続く、日本発のZoom連携サービスを紹介できるのは喜びです…というか、採用の現場にとっては、今回のコロナウィルスの騒動はそれだけ大きなダメージなのでしょう。採用面接がほぼダメになったので、Zoomを活用せざるを得ないという状況が見えてきます。
採用プラットフォームHARMOS
では、HARMOSの機能をホームページから見てみましょう。「スピードと効率で採用を強くする」というキャッチフレーズの下、
- 面接の日程調整
- 採用サイトの制作
- 人材紹介会社の管理
- 採用課題の可視化・分析
ができるという優れもの。ビズリーチ社の膨大な採用データに基づいて作られているのでしょうから説得力があります。
ちなみにこの中で、「人材紹介会社の管理」をもう少し詳しく見てみましょう。企業の採用には大きく二つの流れがあり、それが自社で直接採用活動を行うのと、人材紹介会社の活用です。ヘッドハンターやサーチファームと呼ばれることもありますが、人材紹介会社から一人採用が決まると、報酬は採用された人の年俸の30%にも上がると言われています。こんな「オイシイ」商売だけに、多くの企業があるので、その中から「この人材紹介会社はいい」、「こっちはダメ」というのを管理する機能は、リアルに必要なものでしょう。
面談をオンライン化するためのZoom連携
では、ZoomとHARMOSの連携を見てみましょう。
You can generate a Zoom URL just by operating on HRMOS. Zoom integration makes setting up an online interview easier.
HARMOSからZoom URLを簡単に生成できます。これによって、オンライン面接が簡単にできます。
コロナウィルスの中、多くの企業が採用面接もオンラインで実施せざるを得ない状況でしょう。そんなとき、使い慣れたHARMOSから簡単にZoomミーティングを起動できるというのは、採用担当者にとってはありがたいことなのでしょう。
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