Zoomの連携サービスを紹介します。第20回はZoomとWorkday(ワークデイ)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい

採用面談にも利用されるZoom

採用活動が企業にとって重要なのは言うまでもないでしょう。製造業が盛んな頃は、資産と言えば生産設備というモノ、あるいはそれを生み出すためのカネだったわけですが、それは今は昔の話。最近のように産業がサービス化、IT化する中あっては、最大の資産は「ヒト」です。それを支える採用活動の重要性は増しています。

一方で、ポストコロナの時代では、面接はやりにくいところ。そこで、Zoomで面接を行うニーズが出てきます。そして、実は世の中はさらに進んでいて、新卒の採用においてはエントリーシートが動画に取って代わられているそうです。エントリーシートというのは、学生が志望動機や自己PRを書いて企業に提出する書類です。ところが、採用担当者泣かせの事例があって、「エントリーシートではよく見えたが、実際に会ってみると(Zoomで話してみると)コミュニケーションスキルがダメだった」ということがあるそうです。それならば、最初から動画で自己PRなどをしてもらった方がよい、となります。「それって、単に表面的なしゃべりがうまいヒトが得するだけじゃない?」という気もしますが、まあ、そういう時代だからしょうがありません。

採用プラットフォームWorkday

ということでZoomや録画などを使った採用活動の動画化はもはや待ったなしですが、一方で採用担当者の手間は増えるばかりです。動画を見るのは時間がかかりますし、「誰がどのような先攻プロセスに乗っているのか」を把握するだけでもたいへん。ここに採用プラットフォームWorkdayの必然性があります。

  • あらゆるデバイスから社内外の候補者のプロファイルをレビュー
  • 社員の昇進・昇格とそれに伴う職務補充依頼の作成を 1 つのアクションで実行
  • リマインダーを設定して、実行しなければならないタスクを追跡可能に
  • 採用と報酬が 1 か所で管理されているので、諸条件を含めた内定を提示可能

など、採用、あるいは人材マネジメントをワンストップで管理してくれるウェブサービスです(上記はWorkdayのホームページを参照しました)。

WorkdayとZoomを連携して採用活動を効率化

この、WorkdayとZoomを連携するのが、今回紹介するサービス、Roosterです。具体的な中身を見てみましょう。

The Kognitiv Rooster Interview Scheduler for Workday integrates with the Workday recruiting platform and automatically schedules interviews using Google Calendar and Zoom conferencing. Recruiting coordinators can automatically import job application and candidate information from Workday into Rooster

コグニティブ社のRoosterインタビュースケジューラーは、Zoomミーティングを使った採用面談を、googleカレンダーやWorkday採用プラットフォームと統合します。応募書類や求職者の情報がZoomから見やすくなります。

確かにこれならば、採用担当者の手間が大きく省けそうです。結果として、本来力を使うべき、「自社にとって価値ある人材を見極める」というところに時間を使えるようになるのでしょう。

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