Zoomの連携サービスを紹介します。第69回はZoomとEnplug (エンプラグ)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい。
すっかり定着したデジタルサイネージ
「デジタルサイネージ」をご存じでしょうか?…というか、毎日のように目にする、薄型テレビのような動画配信もできる看板です。昔はあんなのなかったですし、出始めの頃は人ごとながら、「こんなの、外に置いて大丈夫か?」と思いました。だって見た目はまるでテレビじゃないですか。よからぬ人に盗られやしないかと心配でしたが、いまやすっかりと普及した感があります。
これだけ普及したのには理由があって、1つは運営が簡単なこと。昔からある紙のポスターや看板の場合には、差し替えに人手がかかります。JRの駅などで、巨大なホチキスを持ってポスターを貼り替える姿を昔はよく見ました。あるいは電車内の広告も、だんだんとデジタルサイネージ化しています。入り口の上についている電子パネルを見る人も多いでしょう。これも、人手を介さず情報を更新できるので便利なものです。
デジタルサイネージが普及したもう一つの理由は、その効果。動画を表示することもできるので、見た人への訴求力アップ。しかも、最新のものは、そのデジタルサイネージの前にいる人に合わせた広告を配信しているそうです。カメラが組み込まれていて、それで前に立つ人の年齢・性別を判定。その人がもっとも興味を持ちそうな広告を配信するのだとか。もっとも、これを顧客に無断でやるのはダメ、と、JapanTaxiが個人情報保護委員会から指導されるなんて事案も起こってしまいましたが。
ただ、実はデジタルサイネージの管理、けっこうたいへんだとのこと。とくに、駅構内のように大量の画面があるときには、どの端末にどのコンテンツを配信するのかを管理するのが手間なのだそうです。これを解決するのがEnplugの存在意義です。
デジタルサイネージの管理プラットフォームEnplug
では、ホームページで見てみましょう。
Award-Winning Digital Signage Software. Enplug digital signage makes it easy to scale your communications with compelling content delivered to screens across the room or around the world.
受賞履歴もあるデジタルサイネージソフトウェア。Enplugによって、説得力のあるコンテンツを世界中のあらゆるスクリーンに配信し、コミュニケーションを拡大することができます。
しかも、下記の5ステップで簡単に導入もできるのだとか。
Plug an Enplug Device into your display (Enplugのデバイスをディスプレイに接続する)
Pair with your Enplug Account (そのデバイスとEnplugアカウントをリンクする)
Add a variety of free content using the Enplug App Market (Enplu App Marketから無料のコンテンツをダウンロードする)
Display eye-catching visual content (ディスプレイに目を引くビジュアルを掲載する)
Manage and monitor your screens from any computer (コンピュータからディスプレイを管理・監視できる)
Zoomミーティングでデジタルサイネージでライブコマース?
では、ZoomとEnplugの連携を見てみましょう。
Stream your Zoom meetings to screens across your office in an instant with Enplug! Deliver the benefits of a video conference to your digital signage network.
Enplugによって、オフィス中のスクリーンにZoomミーティングを配信できます!あなたのデジタルサイネージネットワークに、ビデオ会議機能を追加しましょう。
言われてみれば、デジタルサイネージはディスプレイなわけですから、そこにZoomミーティングを配信するのは簡単なことです。ライブコマースでその場で販売というのもできるでしょう。
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