Zoomの連携サービスを紹介します。第22回はZoomとClick & Pledge (クリック・アンド・プレッジ)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい。
情報を一元管理するGlobal Relay Archive
今の時代、社外のコミュニケーションはメールは当たり前。それ以外にも、SlackやSNS、そしてもちろんZoomミーティングと、様々なメディアがあります。この情報を一元管理できないか、と言うときに便利なのがGlobal Relay Archiveです。
同社のホームページの説明によると、
Global Relay Archiveは、メッセージのアーカイブ/モニタリングをクラウドで実現するサービスです。電子メールはもちろんのこと、主要なIMやSNSにも対応しています。
とのこと。ちなみにIMはインスタント・メッセージを指します。
Zoomミーティングもコンプライアンスの対象に
では、Zoomとの連携サービスを見てみましょう。
The Global Relay Archive for Zoom Meetings enables the information governance, compliance and e-discovery of Zoom Meeting recordings, in-chat conversations, and shared files.
Global Relay ArchiveとZoom連携により、Zoomミーティングの録画、チャット、ファイル共有の情報ガバナンス、コンプライアンス、e-discoveryを実現できます。
そう、実はGlobal Relay Archiveの主たるねらいはマーケティングと言うよりもガバナンスの向上なのです。
日本でもツイッターが「バカ発見器」と呼ばれるように、従業員が不適切な発言をして炎上してしまうことがあります。このような問題が起こらないようにするために24時間体制で監視をするのがGlobal Relay Archiveを導入する大きなメリットです。
ちなみに、上記の説明の中のe-discoveryも法律用語です。「電子証拠開示制度」と翻訳され、電子データの開示手続きを指します。通常であればかなり手間暇がかかるこのプロセスを簡素化してくれるのがGlobal Relay Archiveのメリットなのです。
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