Zoomの連携サービスを紹介します。第18回はWooCommerce(ウーコマース)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい

Zoomセミナーを販売して収益化

Zoomセミナーを集客などのマーケティング目的に使うというのは、これまでも紹介してきたとおりです。第10回 ZoomとEasy Insightを連携してウェビナー営業をはじめとした様々な連携サービスがあります。一方で、今回紹介するのは、Zoom「で」売るということではなく、Zoom「を」売る、というもの。Zoomセミナーそのものを販売して収益化しようということです。

考えてみれば、世の中には有料のセミナーはたくさんあるわけですから、Zoomセミナーを有料で販売しようというのはごく自然な流れ。ただ、ここではたと気づくわけです。「Zoomには課金機能がない」と。あるいは、「料金を払ってくれた人だけに見せて、払ってくれない人には見せないためにはどうしたらいいんだろう?」という悩みもリアルに出てきます。

これを解決するのが、WooCommerceとの連携です。

人気ショッピングプラグインWooCommerce

WooCommerceは、ブログシステムWordpress (ワードプレス)上で動くeコマースプラグインです。

まずはWordPressですが、今どきホームページをつくる際、「html」という言語で書くよりも、システムを使って簡単に作ってしまおうという流れになっています。これを実現するのがブログシステムで、使い勝手としては大手企業が提供している無料のブログと似たような感じです。管理画面から内容を入力し、「公開」ボタンを押せばあっという間にウェブページができあがります。

もちろんWordPressはもっと高機能で、トップページがあり、メニューがあり、その下に様々な記事があるというウェブサイトを簡単に作ることができます。そして、WordPressのもう一つ優れているところは、「プラグイン」という追加プログラムで様々な機能拡張ができること。このプラグインの1つが今回紹介するWooCommerceで、なんでも世界で一番使われているショッピングサイト構築のためのプラグインだそうです。日本語対応もされているようなので、ご興味がある方はこちらをご覧下さい。説明書きにある「最低限」というところが若干気になりますが…。

決済した人のみZoomセミナーを登録する

この、WordPress上のWooCommerceとZoomを連携することで、冒頭に述べたZoomセミナーの販売が簡単にできるというのが今回紹介する連携サービスです。具体的に見てみましょう。

With out WordPress plugin you can easily retrieve your upcoming Zoom Webinars and assign them to WooCommerce products, then upon checkout the customer will be able to add attendees to the webinar based on the QTY of the product they purchased, and then upon checkout they will be automatically registered for the Zoom webinar.

予定しているZoomウェビナーを、WooCommerceの「製品」として簡単に登録できます。支払いを終えた顧客は、Zoomウェビナーの参加者として自動的に登録されます。

ちなみに、WooCommerceも、Zoomとの連携サービスも無料で提供されています。なので、まずは試しに使ってみると言うことでもよいのではないでしょうか。

ScreenClip

前ページ
第17回 Zoomとメールアプリの定番Sparkを連携を読む
次ページ
第19回 ZoomとJenkinsを連携してソフト開発をスピード化を読む
 
  Zoomセミナーのページに戻る  

お問い合わせ下さい

シンメトリー・ジャパン問合せ窓口

記事には書ききれなかった様々なノウハウをご紹介することができます。ご要望・ご質問をお問い合わせページよりご連絡ください。