少しでも苦手意識があると、どんなに準備を重ねていても良いセミナーやプレゼンテーションはできません。
でも、セミナーやプレゼンテーションに対しての苦手意識が起こってしまう、ちょっとしたきっかけを知れば、うまく苦手意識を克服することができます。
「苦手だ。」と思ってしまう自分をうまくコントロールして、もっと意欲的にセミナーやプレゼンテーションに取り組んで楽しむことができたら、プレゼンターはもちろん、聞き手もとてもハッピーです!
ここでは、プレゼンへの苦手意識を克服するための3つの対策方法をご紹介します。
目次
プレゼン内容についてできるだけ情報を集めること
プレゼンテーションに対する苦手意識は、「うまく話さなければいけない」という焦りから始まります。
「うまく話さなければいけない」けれども「何をどう話せばいいんだろう・・・?」と、益々苦手意識が増していくのです。
それを克服するためには、まず情報をたくさん集めることです。
目安としては、スライド1枚に対して10倍、20倍くらいの情報を集めること。
情報を集めていくうちに、「何をどう話せばいいのか?」がだんだん見えてくるはずです。
情報集めは、インターネットが最適です。
インターネット上には膨大な情報が存在しています。
セミナーやプレゼンテーションのテーマに直接関係していなくても、とにかく情報を集めていくことで、だんだん伝えたいことが明確になってきます。
情報を集めるとプレゼン上手になる!
「え〜」「あ〜」などの冗語が多くなったらどうしよう・・・などの不安も情報を集めまくることで薄れていきます。
冗語は、次の言葉を探して出ることがほとんど。
伝えたいことが明確になっていると自然に冗語も消えていきます。
プレゼン上手は天性のもの?!
セミナーやプレゼンテーションで流暢に話す人を見て、「あんなにうまく話せていいなあ。」「緊張しないのかなあ?」と思うと同時に「自分にはできそうにない。」と思い込んでいませんか?
自分のスピーチに自信がない人の多くが「この人はもとから話すのがうまい。」「この人はもとから緊張しないタイプなんだ。」という観念を持ってしまっています。
「自分にはできない。」と思い込んでしまうと、苦手意識が大きくなります。
プレゼンのイメージをふくらませる
最初からセミナーやプレゼンテーションでスラスラ話せる人はいません。
プレゼンテーションやセミナーのイメージトレーニングを重ねているからこそ、流暢に話せているのです。
実は、イメージトレーニングはリハーサルよりも大切です。
「ここではうなずいてもらえるかな」「いや、もしかしたらちょっと引かれてしまうかもしれない」などとさまざまなイメージをし、それに対してどう対応していくかをイメージしてあらかじめ決めておきます。
リハーサルや練習は、無反応の中で一人で行うことがほとんどでしょう。
つまり、当日さまざまな反応を前にすると、どんなに無反応な中で練習を重ねていても上手くできなくなってしまうのです。
リハーサルや練習をするのであれば、イメージトレーニングを重ねた上で、さまざまな対応を部分ごとにしておくと効果的です。
イメージトレーニングとリハーサルを重ねれば、セミナーやプレゼンテーションで誰でも思い通りのスピーチができるのです。
Appleのスティーブ・ジョブズでも、かなりのリハーサルを積んでいたと言います。
リハーサルをあまりせずにセミナーやプレゼンテーションに挑むと、ほとんどの場合、残念な結果になります。
そして、リハーサルだけを重ねていても、目の前に反応する聞き手を前にしたことを想定していない場合、やはり残念な結果になります。
その経験が、セミナーやプレゼンテーションへの苦手意識を大きくする原因になるのです。
場数を増やしていく努力を
初めてのセミナーやプレゼンテーションを終えた後に、「完璧だった。」と思う人はごくわずかなはずです。
ほとんどの人が「やっぱり緊張してしまった。」「本当に伝えたいことを伝えそびれてしまった…。」などと少しは後悔するのかもしれません。
イメージトレーニングとリハーサルを十分に行なったのに、少しの後悔や反省点がある場合は、あまり思い詰めないようにすることも大事です。
そこから改善策を見つけていけるのならいいのですが、ただ後悔や反省するだけでは、それも苦手意識へと繋がっていきます。
「まだ場数が足りない」と思えば、気持ちも前向きになれますし、実際に場数を踏めば、誰でも流暢に自分らしくセミナーやプレゼンテーションをこなせるのです。
場数を増やす方法
実際に、場数を増やしていくことも苦手意識の克服につながります。
場数といっても、セミナーやプレゼンテーションだけではありません。
ちょっとした発言でも、スピーチをしているような気持ちで取り組むと、それもまた場数の1つになって、セミナーやプレゼンテーションに対する苦手意識の克服になります。
このように、セミナーやプレゼンテーションを成功させるためには、まず苦手意識の克服が大事です。
「苦手だ。」と思うところから、セミナーやプレゼンテーションへの意欲がなくなっていくのです。
前向きに意欲的にセミナーやプレゼンテーションに取り組むためにも、うまく苦手意識と付き合っていけるといいですね。
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