Zoomの連携サービスを紹介します。第84回はZoomとAlexa (アレクサ)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい

生活の一部になったスマートスピーカー

スマートスピーカーは、いまやすっかり生活の一部になった感があります。

  • AmazonのAlexa
  • googleのgoogle home (nest)
  • LINEのクローバー

などなど。天気予報やラジオ、ニュースを聞くのは当たり前。なぞなぞをやってくれたり、google homeでは「ボイスカンフー」なる音声ゲームまであるくらいです。

個人的なお勧めとしては外国のニュース。報道というのは、どうしても偏りがち。日本語のニュースだけ聞いていると、肝心な情報を見過ごしてしまうこともあるでしょう。これを補うため、

  • CNN
  • BBC
  • アルジャジーラ

など、世界に冠たるニュースステーションからの配信を音声で聞けるのはとても便利です。

今回紹介するのは、このスマートスピーカーの中からAmazonのAlexaとZoomの連携です。

音声プラットフォームとしてのAlexa

Alexa (Amazonエコー)はスマートスピーカー中心ですが、面白いのは他社製でも「Alexa搭載の製品」があること。

たとえばこちらはAlexa搭載フィットビット社製のスマートウォッチ。要するに声で操作ができるということで、ちょっと昔になりますが「鉄人28号」なんてアニメを思い出します。

そう、じつはAlexaは単なるスマートスピーカーを超えて、「音声によって入力、器機の操作を行うためのプラットフォーム」に進化しています。とくに、スマホやスマートウォッチなどの画面が小さいデバイスは、入力が面倒です。あるいは、その名の通り「モバイル」、つまり行動しながら使うデバイスは、音声で入力できる方が圧倒的に便利。ときどき歩きスマホで歩きながら入力している人がいますが、危ないったらありません。

ただ、ここでふと疑問が出てきます。「Alexaって、たしかテレビ通話機能もあったはず。ということは、Zoomと競合するのでは?」と。これを解消すべく、ZoomとAlexaの連携を見てみましょう。

Zoomも機能の一部として取り込むAlexa for Business

Alexa for Business brings a touchless experience to your Zoom Rooms and enable users to join meetings by simply asking Alexa.  Use Alexa for Business to use familiar voice control commands with Zoom Rooms.

Alexa for BusinessとZoom Roomsを連携することで、Alexaに音声で指示するだけで簡単にZoomミーティングを起動できます。Alexa for Businessで、慣れ親しんだ音声コントロールでZoom Roomsを使いこなしましょう。

とのこと。

まずは、Alexa for Businessから。Amazonのサイトによると、

Alexa for Business は、組織や従業員が Alexa を通じて仕事の効率をさらに上げることを可能にするサービスです。Alexa for Business があれば、従業員は、会議室や自分のデスクで Alexa をインテリジェントなアシスタントとして使用して生産性を高めることができます。

とのことで、要するにAlexaの機能をオフィスに持ち込んだということです。たとえば、手続きが多い組織の場合、いちいちマニュアルにあたって作業を進める必要がありました。マニュアルを引くのがめんどくさい人は、誰かに聞くのですが、聞かれた方もいちいち答えなければならず、組織全体として作業効率が落ちてしまいます。ここにBusiness for Alexaの活躍余地があるでしょう。

「アレクサ、○○の手続きのやり方を教えて」と聞けば、パッと答えてくれて、業務の効率アップ。手続きやルーチンなど「機械が得意なこと」は機械に任せて、人間はより本質的な仕事に集中できます。ここまで来ると、上述のAlexaの位置づけ、「音声によって入力、器機の操作を行うためのプラットフォーム」というのもピンときていただけるでしょう。

そして、ここまで来ると、AlexaとZoomが競合しないことが分かります。Alexa側から見ると、Alexa for Businessによってオフィス全体を管理することになるので、その中の1サービスとしてZoomが位置づけられることになるのですから。思えば、Zoomの台頭に対するIT大手の反応は、対抗する製品を出すことでした。たとえばgoogleのmeetなどは典型的なものです。そうではなく、Zoomと共存の道を選んだのがAmazonの判断で、興味深く見守りたいと思います。

ScreenClip

前ページ
第83回 ZoomとSide Door連携でショービズの火を消すな!を読む
次ページ
第85回 ZoomとMetix連携でgoogle グラス活用を読む
 
  Zoomセミナーのページに戻る