Zoomの連携サービスを紹介します。第108回はZoomとBoodsKapper (ブーズカッパー)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい

日本よりも格差が大きい米国社会

アメリカって、日本よりも弱肉強食のイメージがあります。成功者はアメリカンドリームで莫大なお金を手に入れることができますが、逆に失敗してしまうとホームレスになってしまうと言う感じ。まあ、このイメージが正しいかどうかは分かりませんが、格差を表す「ジニ係数」で見ると日本のそれが0.34に対し、米国は0.39ですから、やっぱり格差は厳しそうです。

そんな米国に生まれてしまったら生きていけるか心配ですが、そこは良くしたもので、ホームレスを支援しようという社会的な動きもあります。有名なところで言えば、Big Issue。生まれは英国ですが、ホームレスに雑誌販売を担ってもらうことで、単なる「施し」ではない稼ぐ手段を提供しようというものです。日本でも採り入れられているので、目にしたことがある人もいるかもしれません。

これを一歩進めて、ホームレスに住宅を斡旋しようという取り組みが今回紹介するBoodsKapperです。

ケースワーカーをサポートするBoodsKapper

ホームページを見てみましょう。

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実はBoodsKapper自体がホームレスの手助けをしているわけではありません。BoodsKapperが支援するのは、ホームレスを支援するケースワーカーたち。ケースワーカーは、それぞれが担当するホームレスの状況に応じて必要なケアを提供する人たちです。その人たちが仕事を効率的にできるようにサポートするのがBoodsKapperの存在意義です。

このケースワーカーの仕事、ホームレスの人に住宅を斡旋して「はい、終わり」というわけではありません。入居後も生活再建がうまくいっているか調査する必要があり、それが上述の「Inspection」という言葉で現れています。ところが、一人のケースワーカーが担当するエリアは広く、「どの順序で回るともっとも効率的か」を悩むときがあるそうです。これを、人工知能の助けも借りながら提案する機能がBoodsKapperには盛り込まれています。

zoomでバーチャルInspectionも

では、ZoomとBoodsKapperの連携を見てみましょう。

With this collaboration between BoodsKapper and Zoom you can start virtual inspections from the Inspection dashboard

Zoomとの連携により、BoodsKapperのダッシュボードからバーチャルInspectionが起動できます

上述のInspection、現地にわざわざ行かなければならないからたいへんなわけで、Zoomミーティングによって完了するのであれば、かなりの効率化を図ることができます。もちろん、そのためにはホームレスの人にZoomが使える端末を持ってもらい、しかもネット接続が必要になります。でも、ケースワーカーが異動する総コストと比べたらその費用は割安なのかもしれません。逆に言えば、今の時代はネットに接続できる端末があることが、社会的弱者からの脱却の一歩なのかもしれません。

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