TEDなどをみると、欧米人はプレゼンテーションが本当に上手だな、と感じます。ところが、実際のところは「すべての」欧米人がプレゼン上手とは限らないそう。たとえば、デビッド・ウォレチンクシィによる”The Book of Lists”という本によると、「人類最大の恐怖」のトップに「人前で話す」ことが挙げられています(ちなみに2番目は「高いところ」、3番目は「虫」)。

そんな前提を踏まえつつ、プレゼンテーション(もしくはパブリックスピーキング)のコツをまとめているのがこちらの本。

Scott Berkun著、パブリックスピーカーの告白 ―効果的な講演、プレゼンテーション、講義への心構えと話し方

内容も語り口もちょっとマニアックなので万人向けの本ではありませんが、著者の経歴(もともとはマイクロソフトでエンジニアだったが、その後一念発起してプロの講演家になった)に共感できる人は参考になるかもしれません。

キモとなるプレゼンの準備に関して、著者は下記を提唱しています。

  1. 講演のタイトルに対して確かな立場を示す
  2. 目の前の聴衆について注意深く考える
  3. 具体的な論点をできるだけ簡潔に表現する
  4. 知的な専門家の聴衆からのありえそうな反論を知っておく

また、参考文献もちょっと面白くて、役に立った順番で並んでいます。日本語に訳されているもので面白そうなものといえば、

  • ブレインルール
  • 達人のサイエンス

あたりでしょうか。

前ページ
吉田 たかよし著、脳を攻略!最強のプレゼンテーション (PHPビジネス新書 56)を読む
次ページ
五十嵐 健著、プレゼンテーションの勝ち方 (生活人新書)を読む
 
  プレゼンテーションセミナーのページに戻る