セミナー講師をやっているとさまざまな受講者の方に出会います。

セミナー中はず~っと怖い顔で聞いていて、(この人は何か不満があるのかなぁ…)なんて思っていると、後から「目からウロコが落ちました」なんてアンケートに書いてあって、(なんだ、単に真剣に聞いてただけなんだ)、と拍子抜けしたりして。

このような、セミナー受講者の方のコミュニケーションスタイルの違いをまとめてあるのがこちらの本です。

鈴木 義幸著、コーチングから生まれた熱いビジネスチームを作る4つのタイプ

著者は株式会社コーチAの副社長の方。ビジネスコーチングの経験に基づいて、コミュニケーションのスタイルによって人を4つのタイプに分けられるとと主張しています。

  プロモーター (自己主張強い  感情表出高い)
  コントローラー (自己主張強い  感情表出低い)
  サポーター (自己主張低い  感情表出高い)
  アナライザー (自己主張強い  感情表出低い)

これらのタイプごとにどんな特徴があるかを説明し、あわせて付き合い方のコツを解説したのが本書の
内容です。

ただ、セミナー講師養成という観点で読むときにちょっと注意が必要かと思います。本書では人間のタイプを持って生まれた性向に近いととらえていて、いみじくも著者が例として引いているとおり(p109)、血液型による性格分類と似て持って生まれた性格に近いものと考えています。

でも、セミナー講師は受講者にあわせてコミュニケーションを変えていかなければなりませんから、「スタイル」、つまりそのときどきに合わせて変わっていくものと考えた方が有用ではないでしょうか。

この点では、本書の元ネタになったであろうソーシャル・スタイルにおいて、スタイルの多様性(versatility)が必要であるとの主張の方がスッキリとセミナー講師にはあてはまるかと思います。

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