Zoomの連携サービスを紹介します。第51回はZoomとWeconvene (ウィコンビーン)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい。
オンライン化されつつある金融市場との対話
コロナウィルスの影響で株主総会をオンラインでやる企業が現れました。原稿の法律上では、リアルの「場所」を設けつつ、オンライン等での参加/出席を認める「ハイブリッド型バーチャル株主総会」という形ですが、やがてはオンラインのみでも実施可能になることも予想されます。実際にやってみると、オンラインのみでも「あり」と思えるのではないでしょうか。
というのは、日本の株主総会というのは、「総会屋」なんてのが現れたりしてきな臭いところもあったから。最近では反社会的勢力の締め出しも十分進んでいるとは言え、「何が起こるか分からない」怖さはあります。オンラインになればこれが一気に解決するので、この観点からもオンライン飲みの総会を進めたい起業は多いのではないでしょうか。
これが進むと、株主総会だけでなく株主との対話が一気にオンラインに移行することも考えられます。IR活動(Investor Relations)と言われますが、上場企業、つまり自社の株式を市場で公開している企業にとっては、株主との対話は重要な仕事のひとつです。あるいは、株主を代弁する機関投資家との対話は、それこそ真剣勝負でしょう。そんなときに使いたいIRのためのプラットフォームがWeconveneです。
株主も、バイサイドもセルサイドも、一括で管理できるプラットフォーム
同社のホームページから見てみましょう。
WeConvene is the easiest way to manage your Virtual, Hybrid or Physical meetings efficiently. All sides of the Capital Markets, all meetings, all in one platform.
WeConveneは株主との対話、それはバーチャルであれ、対面であれ、ハイブリッド型であれ、を最も簡単に実施することができます。金融市場のあらゆる側面、あらゆる対話をワンストップのプラットフォームでサポートします。
つまり、株主総会だけでなく、ありとあらゆる株主との対話がひとつのプラットフォームで完結するのです。そこには、バイサイド、つまり企業の株を買って(バイ)運用する立場の人たちとの対話もあれば、セルサイド、つまり株の販売を行う証券会社との対話も含まれます。
Zoomミーティングが簡単に設定できる
では、ZoomとWeConveneの連携を見てみましょう。
This integration allows you to generate unique Zoom conferencing details for every meeting on your event schedule. When attendees accept your invitation and book themselves into these meetings, the conferencing details will automatically be sent within their confirmation emails and calendar invite.
ZoomとWeConveneの連携によって、予定されているミーティングを簡単にZoom化できます。ミーティングへの招待状を送った後、参加者がそれを受け入れると、自動的にZoomミーティングの詳細が送られます。
つまり、WeConveneというプラットフォームを使いながら、簡単にZoomミーティングを設定できるのがこの連携サービスのメリットです。
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