Zoomの連携サービスを紹介します。第42回はZoomとWaiver Master(ウェイバーマスター)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい。
銀行でイヤな「あれ」がなくなる?
銀行の窓口で支払い処理をする場合、いやなのがいちいち振込依頼書を書かなければならないこと。ましてや、ハンコをなくしたらもうたいへん。この資料に記入しろ、あの資料にも記入しろと、自分の名前を何回も何回も何回も書かされます。マネーロンダリング対策などのためにやっているのかもしれませんが、本当にウンザリ。でも、そんな手間もWaiver Masterを導入すれば解決かもしれません。
ありとあらゆるフォームに対応するWaiver Master
Waiver Masterは、ありとあらゆる書類の書き込みをデジタル化してくれるというサービスです。運転免許証をカメラにかざして撮影すれば、その中から必要な情報を抜き出して、書類に転記してくれます。
実際にホームページの説明を見てみましょう。
Every form and document are processed and digitized by us to ensure quality of service.
あらゆる記入フォームや文章をデジタル化してクオリティ高いサービスにするのを私たちはお手伝いします
とのこと。この「あらゆる」というのは本当みたいで、とにかくありとあらゆる業種にまたがる書類仕事を削減してくれます。たとえば、「入れ墨」許可証。米国では、入れ墨を入れたいと思ったら、実際の施術前に入れ墨業者に同意書を提出する必要があります。イメージとしては、お医者さんに係る場合の手術同意書のようなものでしょうか。
自身の肌のコンディションの他にも、入れ墨のデザイン、色、使う針の種類などを文章にして合意をしてからでないと入れ墨を入れることができません。考えてみれば、入れ墨は一度入れたら後戻りはできないものですから、事前の契約が重要なわけですね。ここまで契約を交わすというのは、なんだかアメリカ的です。
この、「入れ墨合意書」にもWaiber Masterは対応しています。つまり、入れ墨業を開業しようと思ったら、Waiver Masterと契約すれば、お客様にいちいちフォームを手書きで記入してもらう必要がなくなるのです。
こんなマニアックな業界にも対応しているぐらいですから、本当に「ありとあらゆる」業種に対応しているというのは間違いありません。
機密情報を話すZoomミーティングの前に
では、ZoomとWaiver Masterの連携を見てみましょう。
With Zoom Integration you can require your participants to complete and/or sign custom documents and forms before joining a meeting or webinar. Upon completion participants are automatically added and approved for the meeting/webinar.
Zoomとの連携により、参加者の方々がZoomミーティングやZoomウェビナーに参加する前に、フォームに記入してもらうことができます。フォームの記載が完了したら、参加者は自動的にZoomミーティングへの参加を許可されます。
とのこと。
たとえば、大事な情報が交わされるZoomミーティングを想像してみましょう。参加者が入室する前に、「このZoomミーティングで話されたことは、外部に漏らすことを禁ずる」のようなフォームを作っておいて、これをオンラインでサインしてもらうようなイメージでしょう。たしかに、これなら安心してZoomミーティングに臨めそうです。
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