Zoomの連携サービスを紹介します。第43回はZoomとsecret Santa(シークレットサンタ)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい。
欧米では盛んシークレットサンタ
クリスマスと言えば、サンタクロースがプレゼントを靴下に入れてくれる、というのが定番ですが、実はこれも国によって違いがあるそうです。欧米で人気のイベントが「シークレットサンタ」というもの。サンタクロースのように友だちでプレゼントを贈り合うのですが、「誰が送り手であるか」が分からないようになっていて、それを当てるゲームだそうです。
順序としては、まずくじ引き。シークレット参加に参加する人一人一人の名前が書かれたくじを用意します。これを引いて、名前があたった人にプレゼントを用意します。クリスマス当日は、それを直接本人に渡さず、全員分一個所に集めておきます。そして、プレゼントの受け手は自分宛のプレゼントを見つけます。そして、このダンドリだと、自分宛のプレゼントを用意してくれた人が誰なのか分かりません。それを当てるのが、このイベントの楽しみだとか。
ローカルルールで自分たち独自の楽しみを
しかもこのシークレットサンタ、欧米にはしっかりと根付いていて、「ローカルルール」もあるのだとか。ローカルルールというのは、「ゲームのルールの中で、自分たちだけで通用するもの」を指します。日本では、トランプの大富豪によくありますね。たとえばクイーンのカードを「リバース」と言って、順番を逆回りにするようなものです。
シークレットサンタの場合、
- Thieving Secret Santa (泥棒シークレットサンタ)
- Secret Casino Santa (シークレット・カジノ・サンタ)
- Conspiracy Santa (陰謀サンタ)
などがあるとのこと。基本的なルールは同じですが、たとえば「陰謀サンタ」では、一人の人を除く他の参加者が「共謀」して、一人の人へのプレゼントを買ってあげるというスタイルだそうです。
どうなる?ウィズコロナのクリスマス
では、ZoomとSeret Santaの連携アプリを見てみましょう。
With this Zoom application, just select the people you want to do a Secret Santa with, and let our algorithm select and notify, by private message, each user on the Zoom Chat.
このZoom連携のアプリ上でSecret Santaに参加する人を選べば、アルゴリズムで自動的に、誰にプレゼントを贈るのかが決まり、Zoomチャットでメッセージを確認することができます。
もしこのままコロナウイルスの影響が続けば、今年のクリスマスはずいぶん殺風景なモノになりそうです。パーティーと言えば「3密」になりがちなので、避けられるでしょうから。でもこのSecret SantaアプリとZoomがあれば、ちょっとだけ楽しくリモートクリスマスを過ごすことができるのかもしれません。