Zoomの連携サービスを紹介します。第41回はZoomとClockIt(クロックイット)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい

リモートワークの悩みは労務管理

コロナウィルスの影響でリモートワークを導入している企業の人事の悩みと言えば勤怠管理。「何時から何時まで、誰が何時間働いたのか」、「残業時間はどうするんだ」、などは悩ましいものです。ましてや、時代は働き方改革。「労働時間を減らせ!」と企業トップから号令がかかっているので、ダラダラと働く従業員を放ってはおけません。オフィスで働いているならば、「○時に消灯」のような規制ができたのですが、リモートワークではそれも難しい…。

そんな悩みを解決してくれる統合勤怠管理プラットフォームがClockItです。

統合勤怠管理プラットフォームClockIt

ClockItのもっともシンプルな使い方は、タイムカード代わりです。昔はどこのオフィスにもこれがあり、出勤時、退勤時にカードを入れるとがちゃんと時刻を刻印してくれて、勤務時間を把握できます。もっとも、ブラック企業の中には退院時にタイムカードを押してからサービス残業が始まるなんて悪質なところもあったそうですが…。ちょっと前の「サラリーマン川柳」でも、「ノー残業 居なくなるのは 上司だけ」なんてものが入賞していました。

それはさておき、ClockIt。こちらはもちろん、スマホやパソコン上で業務開始時間と終了時間を管理できるというものです。しかも、「EMPLOYEE ATTENDANCE TRACKER (従業員出勤追跡機能)」というものもあり、物理的にどこから勤務しているのかも分かるようになっているのだとか。リモートワークで生産性を上げるためには「信頼」がキモであるという説がありつつ、そうは言っても不正を許さない仕組みがあるのは安心です。

ClockItの昨日は他にも、

  • アルバイトのシフトの管理
  • 休暇の管理
  • どの業務に何時間使ったかの追跡

など、仕事の「時間」にまつわる様々な機能があります。しかも、最新のテクノロジーも導入されており、

ClockIt uses machine learning and artificial intelligence to calculate your hours ensuring the highest possible accuracy.

ClockItは、機械学習(マシンラーニング)とAI (人工知能)であなたの時間利用を計測し、最高の成果を生み出す手伝いをします。

とのこと。

Zoomから出勤、退勤管理

では、ClockItとZoomの連携を見てみましょう。

By integrating ClockIt with Zoom, users can clock in and out within Zoom. Simply use the ClockIt commands in the chat to clock in and clock out.

ClockItとZoomを連携することで、ユーザーは出勤、退勤の管理をZoomの中で行えます。Zoomのチャットで、出勤と退勤のコマンドを送るだけのシンプルなものです。

とのこと。リモートワークでコミュニケーションのプラットフォームがZoomになっているとしたら、出勤(というか、勤務開始)したらZoomを立ち上げるというのは自然な行動です。そこですぐさまZoomチャットからClock inをする、そんな行動様式なのでしょう。

ScreenClip

前ページ
第40回 ZoomとFreshDesk連携で顧客サポートを高度化を読む
次ページ
第42回 ZoomとWaiver Master連携で手書き業務を削減を読む
 
  Zoom研修のページに戻る  

お問い合わせ下さい

シンメトリー・ジャパン問合せ窓口

記事には書ききれなかった様々なノウハウをご紹介することができます。ご要望・ご質問をお問い合わせページよりご連絡ください。