Zoomの連携サービスを紹介します。第40回はZoomとFreshDesk(フレッシュデスク)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい。
顧客サポート業務プラットフォームFreshDesk
顧客サポート業務をチームでやるときの難しさをご存じでしょうか?それは、「誰が、どの問合せに、どこまで回答したか」をチーム内で共有すること。お客様からのお問合せに、1回で答えられるとは限りません。そんなとき、たとえ担当者が変わっても、「以前のお問合せでは○○の機能をご説明しました」など伝えると、お客様からは「おぉ、この会社はしっかりしている」と信頼してもらえます。逆に、この横の連携をしっかりしておかないと、「誰かがやっているだろう」と問合せを放置してしまい、トラブルの元になりかねません。
ここに、顧客サポート業務プラットフォームFreshDeskの存在意義があります。
変わりつつある顧客業務を裏から支える
FreshDeskは、上述のような問合せ履歴をクラウド上で共有することができます。当然、「まだ対応していないと問合せ」も分かりますから、放置してしまうこともありません。しかも、FreshDeskは「プラットフォーム」の名に恥じない、顧客サポートのありとあらゆる機能が盛り込まれているのです。
- お客様向けFAQ(よくある質問)サイトの構築
- お客様同士が教え合うコミュニティの構築
- ゲーミフィケーションでサポートスタッフのモチベーションアップ
- チャット機能
などなど。
ちなみに、「ゲーミフィケーション」は、「ゲーム」から来た単語で、仕事もゲームのように楽しめるしくみ、を意味します。たとえば、顧客対応をひとつするたびにポイントがたまる、相手が難しいお客様だったら、まるで「ラスボス」を倒したようにボーナスポイントも…。ゲームにはまって時間が立つのを忘れるように、仕事に没頭できたら、こんなに良い事はありません。
ちなみに、上記の機能を見ると顧客サポート業務も変わっていることに気づきます。以前は問合せ窓口があって、そこで一から十まで教えてあげるというのが「よいアフターフォロー」と言えたでしょう。しかし、最近は、お客様自身が問題解決できるようにしてあげるという流れです。企業にとってはコストダウンを、お客様にとっては満足度を実現する背後には、FreshDeskのようなシステムの貢献が大きいのでしょう。
Zoomチャットで顧客サポート情報を更新
では、ZoomとFreshDeskの連携を見てみましょう。
Get Freshdesk notifications in Zoom chat
FreshDeskからの通知をZoomチャットで受け取れる
とシンプルに書いてありますが、実際のところは、
- 顧客とZoomミーティングを始める
- 問合せ履歴を作成する
- 問合せ履歴を更新する
などができるとのこと。
たとえば、お客様からの問合せに対して、その場でZoomミーティングで回答する。その履歴をZoomのチャットからFreshDeskに送って記録をとどめておく…。そんな使い方をするのでしょう。
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