Zoomの連携サービスを紹介します。第160回はZoomとOpen eLMS (オープンエルムス)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい。
オーサリングツールを内蔵したLMS、Open eLMS
これまで様々なラーニング・マネジメント・システム(LMS)を紹介してきましたが、それはどちらかというと機能面からの切り口でした。これを、関係者<ステークホルダー>別で見てみようというのが今回の趣旨です。というのも、今回紹介するOpen eLMSは、様々なステークホルダーに使いやすいようにできているから。
たとえば、企業内の研修のためのLMSを考えてみましょう。そこには、
- Learners (学習者)
- Managers, Trainers, Coaches, Mentors and Admins (マネージャー、トレーナー、コーチ、メンター、管理者)
- Content Developers (コンテンツ開発者)
などの様々な人が関わってきて、それぞれにLMSの使い方が異なってきます。
たとえば、コンテンツ開発者を見てみましょう。
The ground breaking elearning authoring system – Open eLMS Creator – is embedded into the LMS.
画期的なeラーニングのオーサリングシステム。Open eLMS Creatorは、LmSに組み込まれています。
と、その優位性が明確に謳われています。
適用分野は様々
そして、様々な関係者別の切り口以外にも、Open eLMSは応用分野による使い分けもできるのが特徴です。上述の企業内研修(Business)以外にも、
- Schools (学校)
- Apprenticeship (職業教育)
- Colleges (単科大学)
- Universities (総合大学)
でも使えるLMSなのです。
この中から、Apprenticeshipを見てみましょう。たとえば、ウェブデザイナーを育成するような場面です。この際、htmlやcssを学ぶのは当然ですが、それを使ってどのようなサイトをデザインしたかの「見本一覧」が必要になります。これを実現するのが、”ePortfolio”(eポートフォリオ)という機能です。しかも、指導する側は、ポートフォリオに掲載されたウェブデザインの背後にある「必要なスキル」もチェックすることができます。このような機能によって、職人芸的な学びもサポートしているのがOpen eLMSの優位性です。
Zoomでも録画でも使えて便利
では、ZoomとOpen eLMSの連携を見てみましょう。
Whether you are using Zoom to conduct remote learning or simply to record lessons for adding to students’ learning portfolios – Open eLMS delivers. Students no longer need to miss lessons and can learn at their own pace from recorded lessons.
Zoomを使ったリモート学習であれ、単にコンテンツを録画して受講者のeポートフォリオに加えるのであれ、Open eLMSは役立ちます。受講者は、授業を聞き逃すことはありませんし、自身のペースで録画されたコンテンツを見ることができます。
ということで、様々なステークホルダーの力を糾合するのに役立つという位置づけでしょう。
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