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セミナー集客

セミナー集客においては「お金をかける」のが王道であるというのが私たちの提唱するセミナー集客のダイヤモンドモデルの基本です。

ただ、「そうは言っても無料で集客できたらいいよね」というのは当然あって、そんな夢のようなオイシイ話を実現する方法論を3回にわたって紹介します。具体的には、検索結果で上位表示をねらうことでアクセスアップにつなげるというもの。SEO (Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)とも呼ばれるノウハウですが、悪用すると大炎上なんてこともあるので気をつけて取り組みたいものです。

なお、この記事はセミナー集客のダイヤモンドモデルの中でアクセスアップに関するものです。これとあわせて「ホームページ構築」ができるようになると着実にセミナー集客できるようになりますので、あわせてセミナー集客の全体像も押さえることをお勧めします。

具体的なセミナー集客テクニックを解説した中編はこちらからテクニックの前にやっておくべきことを解説した後編はこちらから

無料でセミナー集客できるのがSEO

まず最初に質問ですが、あなたが仮に何かのセミナーをネット検索しているとして、検索結果ページ上部に出てくる広告(「PR」と記載されています)と、普通の検索結果、どちらをクリックする確率が高いでしょうか?実は調査によると、3倍もの確率で通常の検索結果の方がクリックされるそうです。ちょっと古いデータですが、「検索順位ごとのクリック率データ」によると、同じ1位表示であったとしても、通常の検索結果のクリック率が15%以上に対し、リスティング広告は4.54%だそうです(ソースは)。たしかに、筆者のまわりでも、「お金を出した広告はアヤシイからクリックしない」という人がいて、納得です。

ということは、SEOによって集客したいセミナーの検索順位を上げれば、お金がかからずにアクセスを集めることができて、いいことづくめ。そこで、目標を3ヶ月以内に狙ったキーワードで10位以内(検索結果ページの1ページ目)に表示されることとして、これを達成するための方法論を解説していきましょう。

ただ、念のためですが、私たちのセミナー集客ダイヤモンドモデルにおいてアクセスアップのためにはリスティング広告を「メイン」と位置づけ、SEOを「サブ」としていることもお忘れなく。なぜならば、SEOには実はセミナー集客という観点では無視できない弱点があるから。それが、

  • googleのシステム変更(アルゴリズムの変更)によって順位が変わる可能性がある (回避方法は後述します)
  • それなりの努力と手間がかかる(=見えないコストが発生する)
  • 時間がかかる

という弱点があるから。

したがって、セミナー集客の「王道」は、まずはリスティング広告を一刻も早く始めてアクセスアップを実現する、それによってホームページ構築の精度を高める(ちゃんと申込がとれるホームページを育てる)ことです。そして、このサイクルを回しながら、SEOを徐々に実現するというのがお勧めです。

セミナーを探している人に有益な情報を提供する

まずは、考え方を整理しましょう。yahoo!やgoogleで検索すると、検索結果のページ上部にリスティング広告が表示されるのはご存じのとおりです。それ以外の部分が通常検索の結果で、お金を掛けていないことを指して、オーガニック検索とか自然検索とも呼ばれます。野菜にたとえると、お金という「農薬」をかけずに、有機栽培的に育てたというイメージが「オーガニック」という言葉に集約されています。

問題はこの検索結果の順位です。実はこれはgoogleが独自の判定基準(アルゴリズム)で、「ページ閲覧者にとって有益か」という観点から順に並べたものです。したがって、SEOでは、「いかにgoogleに有益なページと認めてもらうか」というのが最も本質的な問題意識になります。ちなみに、yahoo!も、最近は検索の仕組み(検索エンジン)はgoogleのものを採用しているので、yahoo!とgoogleは検索結果に違いはありません。したがって、解説もgoogleのみを取り上げます。

なお、検索結果は、1ページあたり10件表示されます。検索結果を2ページ目、3ページ目まで見る人はそう多いわけではないので、クリック数を稼ぐためにも1ページ目に表示される10位以内が当面の目標になります。ちなみに、筆者が主催しているマネー・カレッジは、「決算書 セミナー」というキーワードで1位表示になっています。このような状況になると、もはやページ閲覧者の半分以上はSEOから(自然検索の結果として)来ています。ところが、実は筆者にはもう一つ主催している教育ビジネスがあり、それが「ビジコミ・カレッジ」です。ビジネス・コミュニケーションを教えているのですが、主力キーワードの「ロジカルシンキング」では表示順位は20位です。これではCPOを下げることはできず、ビジネスの構築という面ではまだまだですね。

(追記)その後、ビジコミ・カレッジは「ロジカルシンキング・カレッジ」という名前で独立のサイトとして運用するようになりました。様々な施策を売った結果、「ロジカルシンキング セミナー」というキーワードで4位表示まで達成することができています(2016年末時点)。

ページを上位表示させる、「とっておき」の方法

ここまで来ると、自分のランディングページが狙ったキーワードで何位に表示されているかを継続的にチェックする重要性はお分かりでしょう。もちろん、毎日毎日自分でキーワード検索をして調べてもいいのですが、これを自動でやってくれる無料ツールがあって、それがGRCというものです。フリーソフトを配布している「Vector」と言うサイトで2006年の「ベストオンラインソフト」に選ばれたそうですから、業界的にも定評があるもののようですので、興味がある方は使ってみてください。

さて、ここからがある意味本番ですが、検索結果の順位を上げる方法論を説明しましょう。方向性は大きく2つに分かれ、

  • 外部対策
  • 内部対策

と呼ばれます。外部対策は、自社のホームページ以外という意味で「外部」を使っていますが、他のサイトからリンクを張ってもらうことを意味します。一方で、内部対策は、ホームページ内部を指し、情報の整理がされた良い投稿が並んでいることが重要です。実は、これは先ほども紹介したgoogleによる「ページ閲覧者にとって有益な情報か否か」を判断する材料になっています。つまり、「外部からリンクが張ってあると言うことは、きっといい情報があるからなのだろう」とgoogleが考え、結果として上位にランクインされることになるわけです。内部対策も、一つひとつの投稿がいいのはもちろんですが、それらがちゃんと整理されていると、「これは見やすいサイトで閲覧者には有益だ」とgoogleが思ってくれるわけですね。

実は、googleの有益な情報か否かの判定基準(アルゴリズム)は、日々刻々と変わっています。キーワードで言うと、「ペンギンアップデート」とか「パンダアップデート」と言いますが、この「アップデート」の主体はgoogleです。つまり、彼らが「検索順位のアルゴリズムを変更したからね」というのを「○○アップデート」と称しているのです。

とはいえ、googleの基本ポリシーは変わりません。そもそもが彼らの社是が、「人類が使うすべての情報を集め整理する」というものですから、自分自身で情報を整理して掲載しているホームページは彼らのお眼鏡にかなうのです。ということは、実はここにSEO成功の秘訣があり、それが、

 

良質な記事を、大量に書いて、見やすく整理してホームページに掲載すること

です。

「なにそれ?当たり前じゃん」

と思う人もいるかも知れませんが、実はこの「当たり前」が以外とできていないというのは、私たちがこれまで提供してきたセミナー集客コンサルティングが証明しています。というのは、クライアントの中には少なくない数で、

せっかくいろいろと記事を書いているのに、SEOにつながらなくてもったいない

というところがあるから。

最初の方でもSEOの弱点として述べましたが、努力と手間という見えないコストを払っているSEOを効率的にやるためにはそれなりにノウハウが必要ですし、しかも、このようなノウハウをマスターすることにより、もう一つの弱点であるgoogleのシステム変更によって順位が変わってしまう可能性がある、というのも回避することができます。

単に書けばいいわけではない「良質な記事」

では、あらためて「良質な記事」とは何かを考えていきましょう。当然のことながら、その記事を読んだ人のためになるということを指し、まさにgoogleの求めている情報です。しかも、良質な記事を書けば、「こんないい記事があるよ」と外部からのリンクも自然と獲得できるでしょう。それが大量にあれば、リンクを数多く獲得できるのはもちろん、googleから、「このウェブサイトは情報量が多くてためになる」と思ってもらえます。

ただ、単に記事を書いているだけでは充分ではありません。それを「見やすく整理」する必要があり、たとえば本の目次のようなもの、と考えてもらえればいいでしょうか。たとえ有益な情報があったとしても、ホームページの中のあっちこっちにバラバラとあったら読みにくくて、ページ閲覧者は困ってしまいますよね。そうではなく、本の目次の章立てのように、「このテーマはここに、別のテーマはこちらに」のように、どこに何があるかを整理してみせるのが、「見やすく整理」の基本です。もしくは、本の脚注のように、関連する情報をパッと見れるのも閲覧者は嬉しいことでしょう。そのために、一つの記事を投稿したら関連する記事を示すなども良い方法です。

実例でお見せしましょう。先ほども説明したロジカルシンキング・カレッジですが、そのコンテンツの一部として書評集を掲載しています。全30冊以上のロジカルシンキングに関する本を掲載していますが、単に並べただけでなく、「次の書評記事へ」、「前の書評記事へ」というリンクを掲載しています。また、ページの下の方には「この記事を読んだ方は、次のロジカルシンキングに関する記事も見ています」というパートが見えるでしょうか。これも、読者にとっての便利な情報を提供するための一つの手法です。このようなひと工夫、というか一手間によって、読者により良い閲覧体験を提供することが、googleにも評価されている要因の一つと考えられます。なお、詳しくは別ページで説明しますが、「この記事を読んだ方は…」というパートは、wordPressの「Yet Another Related Posts Plugin (YARPP)」というプラグインを使うことにより、簡単に実現できるようになっています。

結局は見破られる、アヤシイ上位表示法

ここまで、「王道的」なSEO方法を解説してきましたが、逆に言うと、ちまたにあふれる「裏技」的なSEOは筆者はお勧めしていません。たとえば、一昔前は「SEO業者」と呼ばれる会社に毎月○万円などのお金を支払って、彼らの管理するホームページからリンクを張ってもらうことが流行ったことがありましたが、このような外部リンクを「買う」行為に対して、googleはだんだんと規制を強化していっています。というのも、前述の通り、googleのホームページの評価基準は「ページ閲覧者にとって有益か」ですから、お金を払ってリンクを買うことは、「有益でもないくせに有益な情報だと見せかけている」と判断されてしまい、今やかえってgoogleからは「アヤシイので表示順位を下げてやれ」とみなされてしまいます。

同様に、内容スカスカの悪い記事のくせに、やたらと投稿数だけを増やしているのもダメ。実際、こんな経験ありませんか。何かを調べたいと思ってインターネット検索して、たどり着いたホームページは「それっぽい」ことが書いてあるだけで、役立つ情報はなかった…なんてこと。「こんな下らない記事、誰が投稿しているのかなぁ…」と疑問に思ったとしたら、実はそれは先ほども出てきたSEO業者のせいなのかもしれません。とにかくキーワードに関連する語句をちりばめた文章を作成するという見せかけだけの手法も、今ではgoogleにすっかり見破られて、検索結果の表示順位は軒並みランクダウンしています。

今後、googleによるこのような施策は強化されていくことが予想されますので、そのような「裏技」はやるだけ無駄、というか、やらない方がマシです。実際、今のSEO業界では、過去にやってしまったアヤシゲなSEO対策を、どうやってなかったことにするか、というのが一つの大きなトピックになっているくらいです。