人前で話す時や講師を行う時、聞き手に伝わる話し方をしたい。そんな時に伝わる話し方のコツをご存知でしょうか?それが、「きせいちゅうでじゅうたいの法則」です。この動画では、聞き手に伝わる話し方のコツをお伝えします。

日本語には要注意

講師をする時に、聞き手に伝わる話し方をしたい。その時のコツの1つが同音異義語に注意することです。日本語って、音は同じなんですが、意味が異なる言葉、言わば同音異義語がすごく多いです。

例えば、「きせいちゅうでじゅうたい

この言葉を聞くと、どんな漢字が頭の中に浮かびますか?

お正月など、実家に帰る帰省中(きせいちゅう)。その他にも、交通規制中(きせいちゅう)があります。あるいは、医療関係の方に「きせいちゅうでじゅうたい」と言うと、お腹の中に虫がわく「寄生虫で重体」と思い浮かべる方もいますので同音異義語には注意が必要です。

聞き手に伝わる話し方をするためには

要するに、講師を行う時に相手にどう伝わるか?自分が何を言おう、どう言おう?以上に、聞き手にはどう伝わるか?という事を考えることが重要になります。

そのような意味では、難しい言葉を使わないということも大切です。もしくは、専門用語は「後出し」です。コンセプトを簡単に説明した後で、これを専門的に言うと「○○と言います」。

例えば、エンコーディングという言葉。「この様な動画セミナーを作る時には、エンコーディングが大事ですよ」と話したとしましょう。でもね、これをいきなり言われたとしたら、聞いてる人は「え?何それ?分からない」という事になりがちです。そうではなくて、「例えば、動画セミナー。動画を撮影した後に圧縮する必要があります。スマホでも見やすいように、その圧縮技術のことをエンコーディングと言っています。」こう言われると、話が伝わりますよね。このように考えることが大事です。ですので、専門用語は後出しにした方が親切です。

レレレのおじさんにはご用心

もう1つだけあるとすれば、アレの話です。
「あれ、これ、それ」これらを、指示代名詞と呼びますがレ付き言葉は要注意です。
講師としては「あれ、これ、それ」は何を指しているかが分かっていますが、聞いている人にとっては、コレってどれ?ってことになりますので。レ付き言葉は要注意です。

昔バカボンという漫画に、レレレのおじさんという不思議なキャラクターがいました。レ付き言葉も同様に不思議な感じになってしまいますので改めて気をつけてください。

まとめてみましょう。講師ならば、聞き手中心の話し方をする必要があります。その際に意識していただくことが、きせいちゅうでじゅうたいの法則である「同音異義語」。そして、「専門用語の後出し」、更には「レレレの法則」。講師として更にキャリアアップしたい方は是非使ってみてください。

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