Zoomの連携サービスを紹介します。第135回はZoomとActivity Messenger (アクティビティ・メッセンジャー)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい。
クラブ活動のためのLMS、Activity Messenger
これまで紹介してきたラーニング・マネジメント・システム (LMS)は、学校や研修などの教育のためのものでした。まぁ、そもそもが「ラーニング」ですから当然と言えば当然ですが。ただ、子供を取り巻く状況には学習以外にもLMSの活躍の余地があります。たとえば部活やクラブ活動です。スケジューリング、講座内容、先生(コーチ)からの連絡、などなどを管理するのはたいへんです。「たいへん」というのは、先生サイドもそうですが親の側もそう。とくにアメリカの場合、子供のクラブ活動にも親の送迎が必要なので、より細かく管理する必要があるでしょう。そんなときに、ひとつのプラットフォームで管理できたらお互いにハッピーというものです。
ここに、Activity Messengerの存在意義があります。そして、このような背景があるために、「スマホファースト」で考えられているのも魅力です。
スマホファーストが便利
では、ホームページを見てみましょう。Mobile-First Communication For Sports & Leisure. (スポーツと余暇のためのモバイルファーストコミュニケーション)というキャッチコピーの元、機能が紹介されています。
- Email & SMS eメールとSMS
- Online Waivers オンラインでフォーム入力
- Works with Amilia Amiliaとの連携
SMSでも連絡が取れるというのは、スマホファーストのよいところです。冒頭に紹介したように、子供のクラブ活動をサポートする親の側は、毎回のようにパソコンを見ることができないでしょう。そんなとき、スマホのメッセージで練習のスケジュールや先生からの連絡を確認できるのは便利です。この連載でこれまで紹介してきたLMSではSMSを前面に出したものはなかったので、これhがActivity Messengerの大きな魅力です。
フォーム入力も同様です。ときどき、パソコン用に作成されたフォームをスマホで見ると、やたらと入力しにくいことがありますが、Activity Messengerを使えばそのような不便さもないのでしょう。
なお、最後に記載されているAmiliaは、会員管理サービスです。会員ステータスや課金状況などはAmiliaで管理し、連絡はActivity Messengerで行う、と言うような使い方が想定されているのでしょう。
スポーツもお稽古事もZoom化する時代
では、ZoomとActivity Messengerの連携を見てみましょう。
Let Activity Messenger manage Zoom meetings, communications and recordings with participants/parents after registration on Amilia.
Amiliaで会員と黒くした後の、Zoomミーティングやコミュニケーション、録画はActivity Messengerにおまかせ下さい。保護者や子供との連携を強化します。
コロナの時代、スポーツのクラブ活動もZoom化していると言われます。ましてや、ピアノやそろばんなどのお稽古事ならなおさらでしょう。しかも、それぞれの分野の先生は、必ずしもITに強いとは限りません。そんなとき、Activity Messengerは大きな助けになるはずです。
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