Zoomの連携サービスを紹介します。第96回はZoomとGutenberg Certs ()との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい。
ブロックチェーンで卒業証明書を発行する
「ブロックチェーン」技術を耳にしたことがある人も多いでしょう。ビットコインなどでも使われている、ネット上の証明技術です。しかも最近は、このブロックチェーンの適用範囲が広がっているのだとか。たとえば、重要な財産の売買履歴管理。ダイヤモンドの売買にも使われて、「このダイヤは、○月○日に、誰から誰に売却された」などをしっかり関していれば、万が一盗難に遭ったとしても安心です。
このブロックチェーンを使って卒業証書を発行しようというのがGutenberg Certsです。
あらゆる証明書を3ステップで発行できるGutenberg Certs
ホームページを見てみましょう。
Gutenberg Certs makes verifiable, tamper-proof certificates – in blockchain – for anyone who needs to document the completion of a task by providing tangible proof in the form of a certificate.
Gutenberg Certsはブロックチェーン技術を使って、認証された、不正防止の証明書発行を可能にします。ビジネスの一環として目に見える証明書を発行したいという方ならば誰もが利用可能です。
具体例としては、大学の卒業証書以外にも、
- Leadership Award (リーダーシップ賞)
- Membership Certificate (メンバー証明書)
- Training Program Certification (研修証明書)
など、あるいは手軽なところではスイミングスクールの進級証明書でも使えるとか。
利用方法もごく簡単で、
STEP 1: CREATE TEMPLATE (テンプレートをつくる)
STEP 2: UPLOAD RECIPIENTS (授与される人の情報をアップロードする)
STEP 3: SEND CERTIFICATES TO RECIPIENTS (証明書を授与される人に送る)
というわずか3ステップ。
考えてみれば、大学の成績証明書などは、郵送してもらうのにそうとう手間がかかります。それがすべてオンラインでできるなら、これほど便利なことはありません。あるいは、有名人の学歴詐称疑惑もときどき起こりますが、デジタルで証明してもらえるならば、そんな疑惑もあっさり解決でしょう。
Zoomミーティングの受講証明書をその場で発行
では、ZoomとGutenberg Certsの連携を見てみましょう。
The Gutenberg Certs application allows meetings organizers to easily create digital certificates at the completion of a meeting – Certificates of Attendance, Certificates of Completion, Certificates of Accomplishments and many more.
Gutenberg Certsによって、Zoomミーティング終了時に簡単に証明書を発行できます。受講証明書でも、修了証明書でも、どんなタイプの証明書でも思いのままです。
ということで、これはウェビナーの種類によっては便利な機能かもしれません。たとえば、法定講習など。危険物取扱者や防火管理者など、明確に「この講座を受講していないと資格が取れない」という講座はあります。これをすべてデジタルで行って、受講もZoomならば証明書発行はGutenberg Certsで行えば、かなり便利になるでしょう。
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