Zoomの連携サービスを紹介します。第47回はZoomとStack Overflow (スタックオーバーフロー)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい。
プログラマーを支えるバーチャルコミュニティ
プログラマーと言えば、パソコンに向かって一人でシコシコとコードを書いているイメージがありますが、実際のところはそうでもないみたいです。プログラミングにつまずいて、どうしたらいいか分からないときはオンライン上で相談するカルチャーが根付いているとのこと。そのようにしてベテランから新人への知識の伝達が行われるのはステキです。しかも、それが無償でされるのですから、会社は違えどバーチャルコミュニティがあるような感覚でしょうか。
その代表格がStack Overflow。もともとの英単語に意味は、パソコン上のメモリ領域からデータがあふれてしまっている状態を指します。それが転じて、人間の仕事も自分のキャパを超えてしまってにっちもさっちもいかないことを意味するようになりました。つまり、膨大な仕事でにっちもさっちもいかなくなったプログラマーがお互いに助け合う場、のようなネーミングでしょうか。
エンジニアをエンパワーするStack Overflow
このStack Overflow、日本語版もあるのでのぞいてみましょう。
という数学の知識が必要そうな難しそうなものから、
WordPressで構築したサイトのドメインを変更したら、固定ページやブログにアクセスできなくなりました
という、それはググれと言いたくなるような質問が並んでいます。
ちなみに、英語版も確認してみると、
We build products that empower developers and connect them to solutions that enable productivity, growth, and discovery.
私たちは、ソフトウェア開発者をエンパワーする製品を作ります。これによって、高い生産性、成長、新たな発見を可能にするソリューションを開発者に届けます
というポリシーが書かれています。ちなみに、会社のモットーは、
We <3 people who code
というものなのですが、”<3″のところは、どういう意味なのでしょうか。文脈からするとエンパワーのような意味だと思うのですが、誰か知っていたら教えて下さい。
Zoom開発者も使っている?Stack Overflow
では、ZoomとStack Overflowの連携を見てみましょう。
With this integration, you can look up content, and receive notifications right on your Zoom chat.
Zoomとの統合によって、Stack Overflowのコンテンツを検索したり、更新情報をZoomチャットで受け取ることができます。
おそらく、Zoomを開発しているエンジニアの中にもStack Overflowを使っている人は多いのでしょう。開発過程で分からないことがあったらそれをStack Overflowで聞く、誰かが答えてくれたらその通知を真っ先にZoomチャットで受け取る、そんなふうに活用しているのだと思います。
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