Zoomを使って高額セミナーを販売する手法を紹介しているのが、はまち先生、松本愛子先生のご著書「オンラインセミナーツール「Zoom」で高額セミナーが売れる!オンラインセミナーで稼げ!」です。
Zoomオンラインセミナーの魅力は「失敗がない」こと
著者の両先生はZoomによるオンラインセミナーの魅力を、ズバリ「失敗(赤字)リスクがない」ことであると説きます。具体的には、
リアルセミナーのコストは一般的に会場費が最も大きいです。特に、自分自身が講師の場合、外部に支払う講師料が発生しないため、会場費がコストの大半を占めます。オンライン開催にすることで、このコストの大半が消えます。赤字にならないからこそ、実験してみたいことを気軽に実験できます。
とのこと。とくにこの後半部分が重要だと感じました。対面のセミナーというのは、どうしても「失敗してはならない」となりがちで新しいことに取り組むのが難しくなります。金銭面は別にしても、わざわざ手間暇かけて会場まで足を運んでくれた参加者をがっかりさせたくはないですからね。しかし、Zoomによる会議ならば、このように感じる割合は少なくてすみそうです。
他にも、Zoomによるオンラインセミナーの魅力を4大メリットとして下記が挙げられています。
- 撮影機材なしで簡単に高画質の動画収録
- 会場手配の事務手続きが消える
- 設営&撤収の手間が消える
- 配布資料の印刷、持参、配布、回収の手間が消える
Zoomセミナーだからできる実験的な取り組み
では、具体的にはどのような実験的な取り組みができるのか。本書では、「対談集録」というのが紹介されています。たとえば、自身が講師を務めるセミナーの過去受講者の中から、「大きな変化が得られた人」をゲストに呼んで収録を行うのです。
その際の事前に企画として、下記の項目を考えることを著者は提唱しています。
- A4用紙1枚の企画書を書いて、対談の目的や動画の用途を明確にして、相手の許可を事前に得る
- 話の順番
- 視聴者が知りたいことを質問リストを用意して、事前に送っておく
この中で、「話の順番」をとくに面白く読みました。
大きな変化があった生徒にインタビューする場合、時系列で話していくと、成果や結論が動画の一番後ろになってしまいます。興味を持てるように、冒頭で、どれだけの変化が得られたのか、具体的かつ簡潔に伝えてください。数字を使うとうまくいきます。例えば、「1年前、コンビニバイトだった愛ちゃんが、今では50万円のオンラインセミナーが売れるようになりました。」といった具合です。
とのことで、説得力があります。
他の人のZoomセミナーに参加してみる
Zoomでオンラインセミナーを開催できるのは分かったとして、実際に自身が講師として登壇するためには内容を固めなければならないでしょう。そのために著者が勧めるのは、他の人がやっているオンラインセミナーへの参加です。
オンラインセミナーを始める前に、競合のオンラインセミナーを体験リサーチすると、プライスレスの学びが得られます。特に高額セミナーの場合、説明会や個別相談会が開催されるのが一般的です。説明会にはどんな人が集まるのか、参加者からどんな質問が出てくるのか、どんな売り方をするのか、本講座受講前から重要な学びがたくさん散りばめられています。
とはいえ、世の中にはたくさんのオンラインセミナーがあります。その名からどれを選べばいいかという基準が、
- 証拠の充実
- ワクワク感
- 講師と相性が良い
の3点です。この中で、「証拠の充実」に関しては、下記のように説明されています。
セミナーは無数にありますが、実績が豊富なところは少ないです。実績が豊富であれば、様々なタイプの生徒を指導して、結果を出しているので、指導ノウハウは洗練されているでしょう。
Zoomを使ったオンラインセミナーとは言え開催までには手間がかかるので、まずはリサーチから始めるというアプローチは納得です。
画像はアマゾンさんからお借りしました。
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