「集客してセミナーを開催したら終了」ではもったいないので、次回の集客につなげていきましょう。そのためのツールがアンケート。セミナーの感想をアンケートで集めることで、今後のセミナー集客の参考にしていきましょう。
セミナー集客にアンケートは役立つのか?
実は、セミナー集客という観点では、アンケートには下記の二つの意味合いがあります。
- 既にセミナーに参加した人の満足度を確認する
- これからセミナーに参加する人への判断材料を収集する
前者はシンプルなので分かりやすいでしょう。要するに、セミナーの参加者に感想や要望をフィードバックしてもらうい、今後のセミナーの質を上げることでセミナー集客につなげようと言うことです。仮に自分では今回のセミナーが大成功だと思っていても参加者にとってはそうではないかもしれませんし、新しい気付きがあることもあります。独りよがりなセミナーにならないためにも、アンケートによる参加者からのフィードバックを集めることは必須と言っていいでしょう。
一方で、「これからセミナーに参加する人への判断材料」は、具体的にはアンケート結果をホームページなどに「お客様の声」として紹介して、セミナー集客の材料とすると言うことです。あるいは、セミナーのホームページの中で、とくにどこがお客様に響いたか、あるいは「もっとこんな情報が載っていたら、さらに良かった」という観点で情報収集することになります。
目的によって変えるべきアンケート項目
上記二つの目的によって、アンケートで質問する項目は変わってきます。たとえば、満足度の確認であれば、
- セミナーに満足したか
- セミナーで話した内容は役立ちそうか
- セミナーの内容はわかりやすかったか
- セミナーの時間配分は良かったか
- 資料はわかりやすかったか
などになるでしょう。
一方で、セミナー集客の材料収集であれば、
- 何を見て参加したのか
- どのようなきっかけで、セミナーに行こうと思ったのか
- ランディングページのどの部分がピンと来たか
- 逆に、ランディングページに載っていないが、事前に知りたい情報は何か
などが質問項目になります。もちろん、アンケートの質問項目が多すぎると、真剣に書いてくれなくなってしまうので、上記の中からいくつかをピックアップしてアンケートを作ることになります。
アンケートの返答は4段階で
では、具体的にアンケートの作り方ですが、アンケートの最初にはまずセミナー参加に対するお礼を書きましょう。その上で、セミナー集客につなげるためのアンケートのご協力をお願いする文章を加えておきましょう。
また、評価を数値でお願いする場合には、4段階で聞いてみるというのも「あり」です。というのは、3段階や5段階で作る人も多いのですが、この場合「中心化傾向」と言って、真ん中の「普通」という選択肢が返ってくる場合が多く、本当に満足してくれたかどうかの判断がしにくくなります。ところが、4段階で評価すると、どちらかといえば良かったのか悪かったのか分かるようになります。
もちろん、世間一般では5段階が多いので、他社との比較に使いたい場合などは5段階もありですが、より厳密に満足度を求めるならば4段階を試してみてください。
セミナー集客につなげるためには、アンケートを回収する
セミナー集客に使うと言う前提に立つと、まず行うべきはアンケートの回収です。というのは、アンケートは、紙を渡せば参加者全員が書いてくれるとは限らないから。意味ある内容を書いていただき、それを回収するための工夫をここでは紹介します。
まず、記入いていただく時間は、休憩時間やセミナー時間以外にしましょう。休憩時間にアンケートを配るセミナーもありますが、休憩のために取っている時間にわざわざアンケートを書いてくれる参加者はあまりいないと思っておいた方がいいでしょう。トイレに行きたい参加者もいるかもしれないので、休憩時間は避けるべきです。
セミナーの時間も、セミナーに集中しなければいけないので、アンケートには不向きです。
アンケートはセミナーを少しだけ早く終わらせ、それと同時に配りながら書いてもらうよう促すといいでしょう。
また、セミナー集客のためのアンケートは、多くても1枚までで、なるべく項目も絞りることが大事です。
あまりにも項目が多かったり、枚数が多いと、多いことにうんざりされて、途中で書いてもらえなくなる恐れがあります。
アンケートの分量は、少なめを目指して作成しましょう。
さらに、「アンケートを提出してください。」と伝えても、参加者全員が提出してくれるとは限りません。
セミナー集客のためのアンケート回収率を上げたいのなら、スタッフから回収しに行きましょう。
次回のセミナー集客に重要なのは「何を見て参加したか」。実際に一番有効な宣伝が分かってきますので、ぜひアンケートで確認してみましょう。
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