プレゼンテーションやセミナー資料の文章って大事です。逆に、これがダメだと聞き手を引き込むどころか、どんどん離れていきます。スライド資料は、ワンスライド・ワンメッセージが基本。つまり、1枚のスライドで伝えることは1つ。 このワンメッセージをいかに磨くかがプレゼンテーションの質を上げるポイントになります。
そう言えば、先日アップした「もし名古屋の英傑がプレゼンテーションしたら」で紹介した戦国武将たちも、文章には相当こだわりがあったみたいですね。織田信長の文章はその性格を表すのかわりとカチッとした印象ですし、豊臣秀吉の奥様に宛てたメールは、愛情あふれた面白いものになっています。
ただ、現代のプレゼンにおいては基本となる「ルール」があるので、今回はそれを紹介していきます。
プレゼン資料のフォントは大きめのゴシック
文字のフォントは、くせのないゴシックが基本です。
日本語も英語も、ゴシックにすると、すごく読みやすいです。
そして、文字は大きめにします。
小さな文字にするだけで、「わかりにくい資料」という印象を与えてしまうので気をつけましょう。
プレゼン資料のワンメッセージは簡潔に
プレゼンテーションやセミナーの資料の文章は、だらだら綴らずにリスト化すると、見やすくなります。
ポイントは、一目で理解できる文章です。
となると、視覚的に理解しやすいリスト化が最適です。
詳しい説明はスピーチで行ない、要点は資料にリスト化するという考え方で資料作りをすると、わかりやすいプレゼンテーションやセミナーになります。
文字数でいうと、13~15文字ほどだといいでしょう。
これは、グーグル広告の文字数。人間が一度にストレスなく見ることのできる文字数と言われています。
プレゼン資料のワンメッセージは体言止めで
プレゼンテーションやセミナーの資料に、記事のような文章は要りません。
読むことにエネルギーを使ってしまうと、共感するエネルギーがなくなってしまいます。
名詞で終わらせる体言止めの短文調でまとめると、非常にわかりやすい資料になります。
プレゼンテーションやセミナーを進行する上でも、体言止めの短文を要点やキーワードとしてスピーチに盛り込むと、テンポが良くなり流れも引き締まります。
「、」「。」のような句読点は基本的に不要です。
「、」を使わずに短文でまとめると、視覚的にも無駄が省けてわかりやすい資料になります。
プレゼンテーションやセミナーの質を左右する資料作りのコツを押さえて、引き込めるプレゼンテーションやセミナーにしていけるといいですね。