Zoomの連携サービスを紹介します。第162回はZoomとTogether Platform (トゥギャザープラットフォーム)との連携です。なお、そもそも「Zoomの連携サービスって何?」という方は、第1回をご覧下さい

リモートワークで下がるエンゲージメント

コロナウィルスの影響でリモートワークが広がっています。2021年1月には、2回目の緊急事態宣言が発令される予定ですから、今後はさらに広い職種でリモートワークが採用されるでしょう。もちろんそれは悪いことばかりではありません。通勤から解放されることで仕事の生産性が上がった、ストレスが減った、ワークライフバランスが回復できたどのメリットがあります。

一方で、ネガティブ面もあって、特に従業員の会社への帰属意識(エンゲージメント)が希薄になるのは大きな問題でしょう。会社というのは、単に人の寄せ集めではなく、そこにいる人がひとつの「ミニ社会」を構成しているからこそ力を発揮するもの。ところが、リモートワークでコミュニケーションが希薄になると、その身に社会がどんどんと劣化していきます。

イメージとしては、住民同士の交流がなくなったマンションのようなものでしょうか。公共スペースの使い方が雑になったり、修繕積立金を払わない人が出てきたりで、一度劣化が始まると拍車がかかってしまいます。

これを防ぐために、メンター制度を活用できるのではないか、というのが今回紹介するTogether Platformの背後にある考え方です。

メンターシップでリモートワークでもエンゲージメントを維持

ホームページを見てみましょう。”Build meaningful connections between your remote workers” (リモートワーカーの間に意義ある関係性を”というキャッチフレーズの下、下記の説明がされています。

Emphasize the importance of culture and community despite physical distance. A strong mentorship program lets your employees connect with each other and learn new skills no matter where they are in the world.

物理的距離にもかかわらず、カルチャーとコミュニティ重要性が維持できます。強力なメンターシッププログラムにより、たとえ世界のどこにいようとも、従業員はお互いに関係性を構築でき、新たなスキルを身に付けることができます。

メンターシッププログラムに関するラーニング・マネジメント・システム (LMS)は、これまでもこの連載でいくつも紹介してきました。「」、「」などです。ただ、そこに共通するのは、メンティー(メンタリングを受ける人)の成長に主眼が置かれていたこと。すなわち人材育成のためのメンターシップだったのです。もちろんTogether Platformでも育成は重視されているのでしょうが、そこに新たにコミュニティ維持というメリットが加わったのは、見逃せないポイントです。

したがって、メンターとメンティーの関係も固定的なものばかりでなくある程度流動的に設定できるようです。

Give remote employees opportunities to meet new people.  Customizable and adjustable pairing processes make sure that distance isn’t a problem when it comes to fostering great mentorships within your company.

リモートワークしている従業員に、新たな人と出会う機会を提供します。カスタマイズと調整が可能なペアリングプロセスによって、たとえ距離があったとしても社内で素晴らしいメンターシッププログラムを作るのに貢献します。

Zoomだけでなくあらゆるビデオ会議システムに対応

では、ZoomとTogether Platformの連携を見てみましょう…と言いたいところですが、実はTogether Platformが連携しているのはZoomだけではありません。

Integrate with all the video tools you already use.  Mentors and mentees can book virtual sessions with each other using Zoom, Google Hangouts, and other video conferencing solutions used at your company.

既にお持ちのあらゆるビデオツールと連携可能。Zoomであろうが、Google Hangoutsであろうが、御社でお使いのビデオ会議システムを使って、メンターとメンティーはバーチャルセッションを設定できます。

上述の説明には入っていませんが、もちろんMicrosoft Teams、Google Meetsにも対応しています。企業によってはセキュリティーポリシーにより、Zoomはだめ、Google系はダメなどの縛りがある場合があります。Together Platformならば、そのような心配なくメンターシッププログラムを実施できそうです。

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