「セミナー講師になりたいけれど、どこから手をつけたらいいか…」

そんな悩みをお持ちの方にお勧めしたいのが本を読むこと。というのは、講師の世界というのは内実が分かりにくく、何も知らないまま「講師になりたい」だけではうまくいかないのです。世の中にある様々な本の中から、プレゼンテーション・カレッジ目線で選んだお勧め15冊を紹介します。

本業として研修講師になりたい人向け

誰も教えてくれなかった 超人気研修講師になる法

白戸三四郎先生のご著書誰も教えてくれなかった 超人気研修講師になる法では、具体的な講師のなり方が詳しく述べられています。とくに注目したいのは、「セミナー講師」と「研修講師」の違い。趣味の延長ではなく、本業として講師になりたいという方は、必読です。


あなたも人気講師になれる本 自分の体験を活かして講師として独立できる

大谷 由里子先生のご著書あなたも人気講師になれる本 自分の体験を活かして講師として独立できるは、逆にセミナー講師として人気を出すためには何をしたらよいかを解説している本です。大谷先生は大学卒業後、吉本興業に入社したという異色の経歴の持ち主。その後、漫才師横山やすしさんのマネージャーを務めたことから、「売れる」ための秘訣を見つけられたのでしょう。分野を問わず、存在感を出し手人気講師になりたい人は、お勧めです。


大手企業から引っ張りだこの超人気講師が教える 研修講師養成講座

真田 茂人先生のご著書大手企業から引っ張りだこの超人気講師が教える 研修講師養成講座では、研修講師になったあと直面する問題と、その対処法が詳しく解説されています。とくに、「問題児」と呼んでいる困った受講者への対処法。確かにこういう人が一人いるだけで、研修でも「学級崩壊」が起こりかねません。その意外な対処法のパートだけでも、本書を読む価値は十分あります。


90日で商工会議所からよばれる講師になる方法

東川 仁先生のご著書90日で商工会議所からよばれる講師になる方法は、読者をサムライ業に絞っているところが要注目です。サムライ業というのは、「士業」と言われたりもしますが、弁護士、会計士、税理士、行政書士、社会保険労務士などの「士」が就く仕事。昔は資格を取っただけで安泰ということもあったそうですが、いまやサムライ業も激戦区。そんな中、ビジネスを伸ばしていくために講師に取り組みたいという方にお勧めです。


社内インストラクター入門

社内インストラクター入門は、その名の通り社内講師として必要なスキルをまとめたものです。最初に紹介した誰も教えてくれなかった 超人気研修講師になる法でも、社外の研修講師になるためのステップの一つとして社内講師は勧めています。その意味で、将来的な独立をにらんで取り組んでもよいのではないでしょうか。


セミナー講師としてのスキルアップのために

心をつかみ人を動かす説明の技術

やや手前味噌ながら、スキルアップのためにオススメしたい本の一番目はプレゼンテーション・カレッジ代表木田知廣の心をつかみ人を動かす 説明の技術です。講師というのはどうしても、「知っている人」が「知らない人」に伝える難しさがあります。これを乗り越える脳内マップという方法論をたっぷりと解説しています。


「できる人」の話し方&コミュニケーション術 なぜか、「他人に評価される人」の技術と習慣


箱田忠昭先生といえば、研修業界の大御所。そのご著書「できる人」の話し方&コミュニケーション術 なぜか、「他人に評価される人」の技術と習慣で述べているコミュニケーションのこつは、そのまま研修講師に使えるものばかりです。ちなみに、箱他先生は別のご著書「成功するデジタル・プレゼンテーション」も、やはり講師を目指す人にはお勧めです。


上達の法則―効率のよい努力を科学する

箱田先生の本が「教える側」からの視点に対して、「学ぶ側」からの視点で押さえておきたいのが岡本浩一先生のご著書上達の法則―効率のよい努力を科学するです。書名が示すとおり、どうやったら効率よく学習できるのかが述べられていて、セミナー講師としての「教える」という立場により深みをもたらしてくれます。


なぜ、占い師は信用されるのか-「コールドリーディング」のすべて

石井 裕之先生のご著書なぜ、占い師は信用されるのか-「コールドリーディング」のすべては、セミナー講師向けの本として異色です。しかし、紹介されているコールドリーディングを含めて、講師として「使える」テクニックばかり。おそらくは、「そんなやり方があったんだ!」と目からウロコなはず。


儲けを生みだす表現力の魔法―感動は設計できる

平野 秀典先生のご著書儲けを生みだす表現力の魔法―感動は設計できるは、いかに講師としての表現力を上げるかがテーマです。もちろん、教える内容がしっかりしていて、伝え方も十分というのは当然ですが、一流の講師というのはそれに加えて表現力があるもの。「次」のステップを目指す方にお勧めです。


7秒のイメージ・マジックであなたの声はもっとよくなる―相手を説得する、声の印象が変わる、気持ちが伝わる

上野 直樹先生のご著書7秒のイメージ・マジックであなたの声はもっとよくなる―相手を説得する、声の印象が変わる、気持ちが伝わるは、その名の通り「声」に絞って、どうやったらよい声を手に入れられるかを解説したものです。この本を読むと声の重要性に気づくこと間違いなしです。


企業研修の講師とはどのような仕事か

企業内人材育成入門

中原淳先生といえば、企業研修や人材育成の日本における第一人者。その研究結果をまとめたのが企業内人材育成入門です。しっかりとした研究成果を踏まえて、企業内研修の実情に迫っています。とくに注目したいのが「企業教育の政治力学」を論じているところ。これ、ホントに大事な概念で、研修は誰のためにやっているのか、そして、その人の真意は何か、を理解することは「成功」する研修に不可欠です。


企業変革と経営者教育

企業研修というのは、変革と表裏一体のところがあります。なぜならば、変革というのはトップダウンだけでは不十分で、その理念や方向性がボトムアップで現場に根付くことが必要だから。そのための方法論として研修をとらえたのが、企業変革と経営者教育です。ここが分かると研修講師としても厚みが増してくるので、上級者になりたい講師ならば手にとりたいものです。


人材開発マネジメントブック―学習が企業を強くする

企業研修そのものと、その理論的背景を学びたいなら手にとりたいのが人材開発マネジメントブック―学習が企業を強くするです。理論的背景というのは、実は研修に関しては教育学・心理学の分野から様々な研究が進められていて、ホンモノの講師であればそこは必ず必要になってくるから。ガニェの学習の5要素、インストラクショナル・デザインのADDIE(アディー)モデルなど、知っておいて絶対に損はありません。