“それ、おかしいよ”と、人からいくら言われても、納得できなければ直せないもの。
なので“あれ、オレおかしいわ…”と分かるように、動画撮影をよく使っています。ところが…。

衝撃の自分チェック

家電商品店の新人販売員研修に行ったときのこと。
まず、新人として派遣先の家電販売店で挨拶することを想定し、1分間スピーチをしてもらいました。これも短時間ではあるものの、自分をプレゼンするというとても重要な場。もちろん動画撮影付きです。内容はさておき、まずは立ち居振る舞いから確認していきます。

やたら鼻を左右に動かす癖のある人、体が前後に振れている人、ずっともみ手している人…自分の話している姿にショックを受ける人もいました。

堂々としてるようで落ち着かない王くん

そんな中で、“思ってた通りにできてました!”と笑顔の人が。中国の大学を卒業して日本で就職した王くんでした。

でも、まさにこちらとしては動画で気付いてほしかった点が…!!
王くん、ピシっと気を付けの姿勢で元気よく話しているのですが、見ている方はせわしなくて仕方がないのです。
なぜなら、気を付けの指先だけがパタパタと1分間動き続けているんです。その動いている指が気になり、王くんのせっかくのスピーチも入ってきません。

ところが王くん、指先がね…というとビックリの表情。

王くんの主張

1)人前で話すときには、緊張して脳の働きが悪くなり思うように話せなくなる
  (よくわかります!)
2)血液を循環させて脳の働きを良くするためには、指先を動かすことが必要
  (なるほど…そんな考え方もあるのね)
3)よって、人前で話すときには指先をパタパタ動かすように小学校で教わった
  (えぇーーー!!←いろいろな意味で)

王くん曰く、きちんと教わったことを忘れずにできた1分スピーチでした、とのこと。
ちなみに、座っているときには足を動かすことも有効だと学校で教わったそうな。いわゆる貧乏ゆすりでしょうか。

文化の違いもあり、日本では「落ち着きがない」「せわしない」と思われてしまう可能性があるので、手を後ろに回して指を動かすなど、見えないところでやった方がいいよとアドバイスをしました。

もちろん、そのほかの目立たない緊張防止策も全員で確認しながらできるようにしました。

人を飲んでも緊張はとれません…

とはいえ、中国のどの学校でも教えているかは定かではないものの、緊張防止策を小学校で教えてもらっていることに衝撃を受けました。
子どものころ、学芸会の前に手のひらに「人」という字を書いて飲み込んでいましたが、気休めにもならないことは薄々気付いていましたから…。

中国式!緊張防止策の効果は?!

実際にやってみると、プレゼン中にパタパタするのは、指先に考えが集中してしまい、難易度が高かったです。慣れが必要でしょうか。
ただ、プレゼン前などにパタパタさせておくのは悪くないかもしれません。
プレゼン前やセミナー前になると手先が冷たくて緊張を思い知らされる、という相談もよくあります。

中国式緊張防止策、お試しあれ。ただし目立たないように…。

by kokubu